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自分の携帯がドジェの手元にあると知ったセゲ。
まずいです。中には彼女の変身の記録が動画として保存されているのです。
一応、パスワードを設定してはありますが、一刻も早く取り戻さなくては、本当にマズイです。
で、そのパスワードですが。
あっさりとドジェに見破られ、あっさり内容を見られてますよ。
偶然、街角でドジェを見つけたセゲは、後を付けました。
会社に入って行くのを確認し、受付で社員の名札を借り、ドジェと同じエレベーターに乗り込みました。
こういう時は、有名女優の顔が生かされます。
女性社員は、嬉々として名札を貸しましたよ。特に理由を聞かず。
「何故受付係がデザイン部に行こうとしてるんですか?」
突然、ドジェが話しかけて来ました。
セゲは何も答えず微笑んだだけです。声は覚えられているようでしたからね。そして、自分の予想が当たったと思ったのでしょう。ドジェが相貌失認だと言う。
で、エレベーターから降りようとしたドジェの腕を掴みました。
「何か話でも?ハン・セゲさん。試そうとしないで。」
極々普通の口調でした。
予想は違ったの?・・・とセゲは思いました。
ドジェとセゲのスキャンダル記事がネットにアップされました。
街角でタクシーを拾おうとしていたセゲ。
かけてたマスクをうっかり外したもんだから、あっという間に人に囲まれてしまいました。
丁度、その記事がアップされたばかりでしたからね。時の人が街角にいたんだから、そりゃぁ取り囲みますわな。
無下に冷たく扱う事も出来ず、逃げる事も出来なくなったセゲ。
突然、誰かが頭から上着をかけてくれました。
ドジェです。
ドジェはその記事を見て、すぐに追って来たのです。
慌てる様子もなく、そのままセゲの肩を抱き、歩き始めたドジェ。
ファンたちも付いて来ましたが、全く気にしません。
「信じるかと聞かれれば僕は信じる。」
でも、ありえない話よ・・・とセゲ。
「確かに何の根拠もない。でも仕方ない。僕の目にはずっとあなただったから。」
これで二度目だ。僕を信じて歩いて・・・とドジェは言いました。空港でのことですね。
セゲはマスコミを避けるためにウノの家に一時身を隠すことに。
お忍び旅行とされた今回のスキャンダルと、セゲの変身というややこしい問題を話し合うためにも、落ち着いた環境が必要だったのかもしれません。
ウノは両親と同居しているのですが、ウノの両親は長い間の付き合いらしく、セゲのことをよくわかってくれています。知らないのは、変身すると言う事だけなんでしょう。
ドジェはセゲが変身することを既に確信をもっているようです。
セゲがいくら間違いだと誤解だと言っても、信用しません。
セゲはドジェが相貌失認だと断言しました。でも、ドジェ、これに関しては認めません。
先だって、セゲが授賞式の写真の中から自分を指し示せと言った時、ドジェはちゃんとセゲ本人を指したようです。今日のエレベーターでもちゃんとセゲだと言いましたし。
日頃人の特徴をまとめて記してきたことが功を奏しているのかもしれません。
ドジェは携帯に保存されている動画をセゲに見せました。
先日変身した40代女性の姿で言っています。
「今日のハン・セゲはここまで。」
カフェや道端や家で会ったのは全てハン・セゲさんですか?・・・とドジェは言いました。
僕はこれを全て説明できます・・・と。
何故私を助けたの?・・・とセゲ。yesとは言いません。
「ビジネスパートナーだから。」
と、ドジェが言いました。
私とあなたが似た境遇だと思った、だから助けてくれたと思った・・・とセゲ。
「正確にいうと、誰であろうと助けた。マスコミへの対処はこちらがします。」
そうビジネスライクに言って、ドジェは出て行きました。
セゲが一方的に真実を認めさせられた形になりました。
ドジェの祖父ソノグループのイム会長がドジェを呼び出しました。
勿論、今回のセゲとのスキャンダルの件で・・・です。
モデルに手を出すような奴には会社はやれんと言いました。サラに譲るぞ・・・なんてね。
でも、口ではそう言いながら、イム会長はドジェを可愛がっているようです。決して冷たくもないし、怒ってる風でもありません。
ドジェも気にしてない様子です。
帰りにサラと会いました。
通り過ぎたので、サラは無視されたと感じたようです。
ドジェは、スキャンダル報道がサラの仕業だと察しています。
「今回だけは許してやる。母さんが愛する人の娘だから。」
サラ、悔しくてたまらない様子です。
変身の事をドジェに知られたのが不安でたまらないセゲ&ウミ&ウノ。
スキャンダルのこともあるし、ウミは頭が痛いんです。
でも、こうなったらスキャンダルを本当だと思わせて、ドジェにプレッシャーを与えるのも良い方策かも・・・なんて、セゲは言ってますが。大丈夫かしら。
正式に交際を認めましたよ。
それを知ったドジェは、宣戦布告だと受け取りました。
ドジェはセゲに会いに行きました。
イベントへの出席を求めたのですが、セゲは拒否。
自分に損は無いからとセゲ。
ドジェは自分にも損は無いと言いました。
「損をするのは会社やグループです。それは株主の損につながる。貯金や老後資金や全財産を投資した人もいる。僕を困らせるために、彼らを犠牲に?」
こう来られると、セゲは従わずにはいられなくなりました。
これで寄付に関する借りは帳消しとしてもらえました。
イベントというのは、お米の寄付。
スキャンダルは、このイベントの打ち合わせで会ってた事が誤解されたとドジェは説明しました。
セゲもその話を肯定し、混乱させて・・・と謝りました。
その時、サラが花束を持って登場。
兄が恋人と慈善活動をするんだから来なくちゃ・・・と言いましたよ。まるで、ドジェたちの話が嘘のように。
でもね、セゲはヤワな女性じゃありません。女優としてたくさんの経験を積んできたので、言葉の裏を読むのも出来ます。ドジェとサラのにこやかな表情の裏にある感情を読み取ったのです。
「不仲なのね。」
と、笑い出しましたよ。
「報道が真実か確かめずに来るなんて。笑える。」
サラ、面目丸つぶれですわな。
私が誤解したみたいね・・・と言うのがやっとです。
「誤解じゃなく、ミスだ。」
と、ドジェは冷たく言いました。
謝ります・・・とドジェが言うと、
「楽しませてもらいました。」
そう言ったセゲ。花束はせっかくだから、いただきますと、サラから受け取るのは忘れませんでした。
こういう場に慣れてますな、セゲ。