大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

疫病退散・大阪城赤絵

2020年06月28日 | 風景
昨日、梅雨の晴れ間を利用して相棒と大阪城天守閣へ。

往路では、各家の玄関先のいろいろな花々を楽しみ、天守閣前着。樹齢200年のイチョウの木の下でお弁当を頂いた後で久しぶりの天守閣へ。
天守閣への入り口が普段より手前に変更されていて、検温・手指消毒とコロナ追跡システム(コロナ感染拡大防止対策)に協力したのち入城。
天守閣入ったところのインフォメーションにて、目的の「大阪城赤絵」を頂きました。

大阪城赤絵
赤絵は、災いや疫病退散にご利益がある。古来、赤い色は災いや魔物を追い払ったり、流行病から身を守ったりという効果があるとされている。
江戸時代には,疱瘡除けとして魔よけの神様とされる鍾馗などの図柄を赤一色で刷った版画が作られ、また幕末にコレラが大流行した際には致死率の高さを猛獣に例えて虎狼痢や虎狼狸などの漢字が当てられた。その虎の文字から連想しトラの張り子やトラを描いた絵馬などが作られた歴史がある。

そこで今回大阪城では、天守閣と天守閣最上階外壁に描かれた伏虎をあしらったデザインを赤一色で印刷し、新型コロナウイルス感染症の収束を願って5万枚を無料配布。

この赤絵でコロナ収束をお願いし、ご利益のあることを願うとともに、コロナ対策にも気を緩めないよう気を付けようと思っています。
最近は相棒の希望を入れ大阪城までのウオーキングの帰路はバス利用。
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ノアサガオ

2020年06月19日 | 植物
国立大阪医療センターからの帰り道、東門の左手のカイヅカイブキに絡みついて青い花が咲いていました。
ノアサガオでした。

ノアサガオ(野朝顔)
ヒルガオ科。熱帯から亜熱帯地域に自生するつる性の多年草で、沖縄では海岸付近に旺盛に繁茂している。
花色は、オーシャン・ブルーが代表的ですがピンクや白花、紫もあり、朝は青紫、夕方になると赤紫に変化する種類もある。

一年草のアサガオと比べて格段に強健で、10数mもつるを伸ばす。開花期間は長く、霜が降りる11月まで咲き続け、10月上旬ごろに花数が最も多く、美しくなる。3~8個の花を房状につけ、しかも夕方まで咲き続けるので豪華。
窓や壁を覆って日ざしを遮り柔らかな日陰をつくることから緑のカーテンとして利用されている。
種はできにくいので、差し芽、株分けで増やす。

別名・・宿根アサガオ、沖縄アサガオ、琉球アサガオ、西表アサガオ、ケープタウンアサガオ、オオバアメリカアサガオ。

葉も花も柔らかい感じの朝顔と違い、頑健な朝顔という印象で、日よけにはもってこいなのでしょう、数年前からよく見かけます。
子供のころには、朝顔を窓際に植えて日よけとしていました、夏の終わりには種を取ってマッチ箱に入れ翌年、また蒔いたことを思い出しました。


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アジサイ花の百花繚乱

2020年06月13日 | 植物
梅雨入りをして、アジサイ(紫陽花)の時期を迎えています。アジサイは夏の季語で、もうすぐ暑い夏を迎えます。
日本特産の園芸種で、伊豆や房総の海岸沿いにあるガクアジサイが原種。
別名、手毬花・七変化・四片・四葩・八仙花・刺繍花・またぶりぐさ・おたくさ等たくさんあるのも種類の多さを表しているようです。
紫陽花の語源は多々ありますが、最も有力と言えるのが「集真藍(あづさい」が訛った事からきていると言われています。

花言葉は、西洋では「移り気」「高慢」「浮気」「無情」「変節」など、あまり良くない意味が多いですが、日本では「団らん」「家族」「和気」「七変化」などとなっていて、花言葉にも日本人のやさしさが表れているようで日本に生まれてよかったと思われます。
また色別には、白いあじさい;「寛容」「ひたむきな愛情」・青いあじさい:「辛抱強い」「愛情」・ピンクのあじさい:「元気な女性」。

いつもなら、アジサイを求めて出かけるのですが、新型コロナの影響で遠くへ出かけることを控えています。
が、新型コロナのおかげで、ご近所でもいろいろなアジサイが楽しめています。
こうしてみますと、色とりどりなアジサイの花の種類の多さとともに、このすべてに名前がついていることに驚かされます。

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引導石

2020年06月11日 | 四天王寺
四天王寺も各堂が再開されましたので、久しぶりに墓参へ。
西門をくぐった先に「引導石」があります。

引導石
お釈迦様が「生者必滅 会者定離」の人生無常の迷いの世界より、人々を究極の悟りの世界へと導かれたことを指す。

古記録によると、諸人葬送の時に棺を引導石の前に置き無常院(北引導鐘堂)の鐘を三度鳴らすと、聖徳太子様がこの石に影向ありて亡魂を極楽浄土の世界へ導かれる、という伝説があり太子信仰と浄土信仰を結ぶ重要な霊石と伝えられている。

そう遠くない頃、祖父母・両親の待つあの世というところへ行きますが、いろいろ報告することも多くあり楽しみです。
その時まで精一杯、相棒とともに元気で生きたいと思っています。
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アガヴェ・サルミアナ・フェロクスの花

2020年06月10日 | 植物
昨日、アガヴェ・サルミアナ・フェロクス(日本名猛竜舌)の花を見るため、咲くやこの花館へ。
熱帯花木室の外へ出たところに、その花はありました。また隣には昨年咲いた株が枯れて残っていました。

高さ約6メートルを超す花径の先に黄色い花の塊りが青い空の下で咲き出しています。
つぼみは、一塊の手前のほうに見ることができます。

一つの花は、10センチくらいの筒状で開くと糸状の蕊(しべ)が上へ伸びており、それが集団で咲いているさまは30~40年に一度咲き、咲いた後は枯れてしまう、ということを思いますとまさに奇跡を見る思いです。

今年咲いた株元の葉(写真上左)と昨年咲いた株元の葉(写真上右)。
開花状態は、ほぼ満開に近いと思いますが、もう少しで残ったつぼみも開くことでしょう。
館では、昨年と今年咲いた株元に出た子株を、30~40年後に咲かせるよう保存されているそうです。
コメント (4)
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