大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

田辺散策

2018年03月31日 | 高齢者大学
3月29日、高大同窓会歴考教室の本年度第1回の催しで、紀州田辺へ。
JR天王寺駅に12名が集合。
青春切符を使って8時25分発、和歌山・御坊で乗り換えて紀伊田辺着11時51分。

車窓からは、今を盛りの桜が満面の笑みを見せていて私達の眼を楽しませてくれます。
特に、山中渓駅・紀三井寺の桜は見事でした、また、海岸線では太平洋の大海原が開けていて地球の丸いことも感じさせてくれました。

紀伊田辺駅前で昼食を済ませ、地元ボランティアガイドの案内で、蟻通神社・道分け石・南方熊楠顕彰館・闘鶏神社等を巡ります。
駅前には弁慶像(高3m)が聳え立ち、繁華街は味光路(かつての親不孝通り)と呼ばれ約200軒以上の飲み屋街として繁盛しているそうです。

蟻通神社・・熊野詣の参詣道の一つである大辺路街道沿い鎮座で千年以上の歴史あり。法螺貝に糸を通すように命じられた若者が蟻に糸を結んで蜜を流して法螺貝に糸を通したことが由来。
道分け石・・高さ218cm・幅厚30cmの石製角柱。熊野街道はここで山間部に進む中辺路ルートと、海岸沿いの大辺路ルートに分かれる。




南方熊楠顕彰館・・南方熊楠は和歌山の生まれで東大予備門を中退し米英に遊学。帰国後田辺に住み生物学、人文科学等の研究を続け、エコロジーという言葉を使って植物相互の関係にも着目し神社合祀に反対しエコロジーの先駆者として注目されている。特に粘菌、菌類の研究に足跡を残し現在にも影響を与えており、昭和天皇が変形菌の調査をされていたことからご進講されたこともある。
自宅はそのままで保存公開され隣接地に記念館を建て蔵書や資料を保管している。

闘鶏神社・・允恭天皇8年(423年)熊野権現(熊野本宮大社)から勧請。熊野詣の田辺から本宮への中辺路は険しい山道となるため、この宮に参詣し熊野三山への参詣に代えた。
弁慶の父熊野別当湛増が源平合戦に際し、紅白の鶏を社前で七度戦わせたところ全て白鶏が勝ち、屋島壇ノ浦の戦いで源氏に味方したことからこの名前がついた。
境内には、樹齢1200年の楠や弁慶とその父の像もありました

このコースは以前龍神温泉に行った際、相棒と共に巡ったことがありその時のことを思い出していました。
帰りの列車14時23分の列車に乗るため、あわただしい散策でしたがボランティアガイドさんの的確な案内のお蔭で楽しい散策でした。
天王寺駅にて解散、サンマ寿司をお土産に帰途に。

今回は、田辺まで来て龍神温泉に寄れなかったのは残念でしたが、又の機会にしましょう。
第1班の皆様有難うございました。


コメント (11)
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お花見

2018年03月28日 | 風景
この日曜日、司馬遼太郎記念館の庭は菜の花に代わってミツバツツジが満開、春本番です。
現在の企画展は、西郷隆盛と大久保利通が明治国家を作り上げる物語の「翔ぶが如く」。
色々な花の咲く庭の鑑賞もできる記念館にお越しください。

例年に比し一週間程度早い桜の開花、今年の花見はどこへ?
相棒と話していましたら、近くにしましょう、との仰せ。

一昨日は、相棒お気に入りの散歩コースへお付き合い。
東高津公園、真田山公園から三光神社等で桜・桃をはじめ春の花々を楽しみながら玉造のスーパーへ。
買い物を済ませて、三光神社の桜の下で昼食。

昨日は、近鉄百貨店でお弁当を購入して大阪城へ。
私達と同様桜を求める人々で大阪城は人の波、私達は西の丸庭園でのお花見。

両日とも、20度を上回る花見日和。
薄着となった相棒は、心も軽やかに桜をはじめとする花々を愛でていて、四季のある日本の美しさを享受出来る幸せを感じています。
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大植英次指揮「英雄・アルプス交響曲」

2018年03月25日 | 催事
3月22日、ザ・シンフォニーホールでの「大阪フィル70周年×ザ・シンフォニーホール35周年」特別コンサートへ。

1947年創立の大阪フィルと1982年開館のザ・シンフォニーホール。
ふたつの歴史を寿ぐ特別なプログラムに、指揮者大植英次さんが選んだのは、ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」とR、シュトラウスの「アルプス交響曲」。

大阪フィルハーモニー交響楽団
1947年関西交響楽団として発足。1960年改称。
創立から2001年までの55年間、朝比奈隆が常任指揮者・音楽総監督を務めた。その後2003年から2011年まで大植英次(現桂冠指揮者)が音楽監督、2014年から2016年まで井上道義が首席指揮者を務め、2018年4月尾高忠明が第3代音楽監督に就任予定。

大阪シンフォニーホール
「大阪は日本で初めてクラシック専用のホールを造った街です。現在は全国に素晴らしいホールはありますが、始まりがこの大阪シンフォニーホールであるという歴史の事実は変わりません。そして、このホールで朝比奈隆と大阪フィルハーモニー交響楽団が一つの時代を築いたということも、やはり重要な歴史の一部なのです。」
そのように大植英次は語られたそうです。

産経ウエブで、この催しを知り指揮者が大植英次さんということで相棒を誘ったところ行きましょう、と。
割り当てられた席は、左サイドの席で指揮者を横から鑑賞できました。
たっぷり2時間ほどの演奏を熱演された大植さん、素晴らしかったです、お疲れ様でした。
演奏後、満員の聴衆からの猛烈な拍手に応えられ何度もステージに登場、その都度オーケストラの各パートの皆様への賞賛を求められる、その気遣いにも敬意を表したく思いました。

今回はアンコールがなく、目的の大植さんの楽しいトークのなかったことが、唯一残念でした。
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奄美4島めぐり雑感

2018年03月24日 | 奄美・島めぐり
3月6日から11日まで奄美・島めぐりに、相棒と共に行って来ました。
思いもかけなかった「抜港」に遭い、予定より1日延びましたが天候にも恵まれとても楽しい旅でした。

旅行中、奄美の自然にも多く触れることができ、珍しいもの、美しいものに色々出会いました。
中でも一番印象に残ったのは、エメラルドグリーン・奄美ブルーの海の色の美しかったことと、私にとっては黒糖焼酎の美味しかったことでした。
写真の黒糖焼酎は、徳之島寄港時息子の勤務先の方から頂いたお土産です、美味しく頂きました。

自然を中心に思い出すまま記録したいと思います。

奄美4島は、亜熱帯性気候で産業は基本的に農業が主でサトウキビによる黒糖と黒糖焼酎は全ての島の中心である。また、風光明媚の利点を生かし観光にも注力している。
但し、奄美大島はクロマグロ・徳之島はキハダマグロ等の漁業も盛んです。
台風の影響は、家屋の屋根が低いこと・ソテツも大阪のように4~5m位に成長することなくせいぜい2m位までにとどまっているようでした。

      面積   人口   自治体     地盤   ハブ  特徴    その他
奄美大島 713㎢ 63千人 1市2町2村 火山島  棲息  大島紬  アマミノクロウサギ
徳之島  248㎢  25千人  3町     火山島  棲息  闘牛  アマミノクロウサギ
沖永良部島 94㎢ 14千人 2町     サンゴ礁 いない 鉄砲百合 日本一のガジュマル 
与論島   21㎢   5千人  1町     サンゴ礁 いない モズク  信号1基のみ

植物は、ソテツ・アダン(通称タコの木、写真上)・モンパ(写真下)・木麻黄・芭蕉の木は4島共通して見られました。

また、花は、ブーゲンビレア・ハイビスカス等南国の花のほか大阪でも見ることのできる鉄砲百合・スミレ・タンポポ等も多く見ることができました。
蝶は、シロオビアゲハです。

南国のフルーツであるパパイヤは青く硬いうちに収穫し漬物で食べられ、熟したフルーツとしては子供だけが食べているようです。

動物はキジを畑で見かけましたが、その他はほとんど見ることはできませんでした。
ハブを捕まえて役所へ持って行くと3000円の報奨金があるそうですが、住民だけです。
ホテルの方から、捕まえたハブの皮をスマホに張り付けておられるのを見せて頂きました。

ホエールウオッチングは、ザトウクジラが4島周辺を回遊していますので共通して楽しめるそうです。

自然いっぱいの奄美・島めぐり、相棒と共に忘れることのない楽しい旅となりました。

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新名神高速道路・宝塚北ハイウエーウオーキング

2018年03月23日 | 催事
3月18日、「新名神高速道路・宝塚北ハイウエーウオーキング」に相棒と参加。
行程は、JR武田尾駅⇔宝塚北SA⇔高速道路上の生野大橋、までの往復11,5キロをウオーキング。

7時15分から8時15分まで15分ごとに5組がJR武田尾駅をスタート。
私達は、4組目の8時スタートですが早めの7時半頃出発。
いつもは無人の2つの改札口には10数人の駅員が大挙して降りてきた客の整理に大わらわ。
参加者は3000人、多分この駅始まって以来の乗降客ではないでしょうか。

まず、駅から新名神宝塚北SA入り口まで3,5キロを1~2列でゆっくりと上ります。
途中、地元の農家が柑橘類を販売、早速デコポンを一つ購入。

会場入り口から高速本線まで1キロ、本日の3時からは車しか走れない道路を歩いています。
いよいよ高速本線へ、消防自動車と架線等高所の作業車両が置いてあり試乗可能。
私達も消防自動車の補助席に試乗、相棒は足が上がらず苦戦しましたが何とか上り、よい経験が出来ました。

開通後は自動車が高速で走り抜ける本線を8時40分スタート、折り返しの生野大橋まで往復7キロのウオーキング開始。

素晴らしい青空の下、人生初めての経験の高速道路本線上を歩いています。
歩く人ばかりではなく、走る人・座り込む人・寝ころぶ人、中にはラジコンカーを走らせる人もいます。
それぞれ自分の思い出づくりをしようと楽しまれています。
私達も所々で眼下の風景を楽しみながら記念撮影を撮りました。

新名神高速道路
名神・東名高速道路は、昭和44年の全線開通以来、関西圏・首都圏間を結ぶ基幹的な役割を果たしてきました。
しかし、現在は交通量の増加による交通混雑が頻繁に発生しています。
産業・経済のほとんどが自動車交通に依存している現状、それを支える役割が断絶した場合国民生活への影響は壊滅的ともいえる状況になると予測されます。
新名神・新東名高速道路は、これらの影響を緩和するため国土軸のダブルネットワークとして、関西圏・首都圏間を結びます。
本日川西IC~神戸JCT16,9kmが開通し、平成36年春には全線開通の予定です。

10時20分本線ウオーキング終了、サービスエリアで早めの昼食を済ませ、元タカラジェンヌの4名のショウや地元の中学校のブラスバンド演奏を鑑賞。
11時30分久寿玉開披とテープカット、伊吹文明衆議院議員・石井国交大臣・井戸兵庫県知事ほか50名近い人達にて行われました。

その後、サービスエリアの売店探索して駅に向かいました。
途中、農家の販売するデコポンを購入して帰りました。

これから先新名神のこの場所を車で通過することがあれば、必ず思い出して歩いたことを話すと思います。
本日の貴重な体験をさせて頂いた皆様方、有難うございました。
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