大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

ヌートリア

2021年02月26日 | 動物
先日、大阪城梅園からの帰途大阪城北外堀の外縁の上を毛深い動物が、近くで餌をやる人に向かって歩いていました。
一瞬、犬?猫?狸?と思いました、が植え込みからのぞいた顔を見てカピバラ?ヌートリア?に思いは変わり、帰って調べますとヌートリアでした。

ヌートリア
ネズミ目、南アメリカ原産。パラグアイ、ウルグアイ、ボリビア、アルゼンチン、チリなどに分布。

丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が安価に入手できるため、第二次世界大戦頃には軍隊の防寒用飛行服の裏地として世界各国で飼育された。
日本では1939年にフランスから150頭を輸入し飼育が奨励され、当時は軍隊の「勝利」にかけて「沼狸」(しょうり)と呼ばれ、1944年ごろには西日本を中心に全国で4万頭が飼育されていた。その後野生化しイネやオオムギ、葉野菜などに対する食害のほか在来種の生態系への影響も深刻であることから侵略的外来種として問題になっている。

頭胴長40~60 cm、尾長30~45 cm、体重5~9 kgの大型の齧歯類で、年間3~4回繁殖し、1度に5~6頭の子供を生み、また日本にはヌートリアの天敵がいないため、その数はどんどん増え続けている。
日本名は、沼狸(しょうり、ぬまたぬき)、海狸鼠(かいりねずみ)、洋溝鼠(ようどぶねずみ)、舶来溝鼠(はくらいどぶねずみ)等と呼ぶ。

基本的にはおとなしい動物で、何もしなければ人間に向かって来たりすることはありませんが、日本在来種を守るため、河川近隣の獣害を防ぐためにも餌やりは絶対にせず、しかも性格は凶暴で人間の指くらいなら容易に噛み切ってしまえるほど噛む力が強いので要注意です。
カピバラとの違いは、体長が約1mあることと性格がおとなしいのがカピバラです。

昔、東横堀川水門近くで見かけたことがあり、大阪市内の河川には相当数生息しているようです。
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雛飾り

2021年02月24日 | 風景
昨日、相棒とともに灘五郷の一つ今津郷にある白鹿酒造記念館「節句の人形展」へ。
阪神西宮駅から海側へ、少し風がありましたが暖かい日差しの中のウオーキング15分。

展示は、白鹿酒造の辰馬本家に伝わる節句人形のうち、ひな人形と五月人形を主体に市松人形・公達人形や桃太郎の人形が飾られています。

節句は、一年の節目となる年中行事で江戸時代には特に1月7日「人日」・3月3日「上巳」・5月5日「端午」・7月7日「七夕」・9月9日「重陽」を五節句として国の行事とした。
季節の変わり目にあたるこれらの日には、川や海に入って身を清めたり、香りの強い季節の植物を食べたり身につけたりすることで邪気を祓い健康が祈られた。

明治に入って五節句が廃止されても子供の行事として雛祭りや端午の節句は今に至るまで受け継がれていて、子供の健やかな成長と幸せを願い節句の人形が飾られる風習は続いています。

我が家でも子供たちの節句人形のおかげで健やかに育ってくれ、人形は四天王寺へ納めました。
今は、勤務時代の仲間に頂いたかわいい雛飾りを飾って、丈夫に育った子供たちのことを思い出すきっかけの一つになっています。
お土産に酒饅頭・きんつばと入館時頂いた日本酒を手に帰宅。歩数計は、10017歩、相棒は歩ける喜びいっぱいに元気に歩きました。
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豊臣期大坂城石垣と梅園

2021年02月21日 | 史跡
昨日、久しぶりに相棒とともに大阪城へ。

大阪城天守閣前の金蔵横では、発掘された「豊臣期大坂城石垣」の公開中。(抽選に外れ中へ入れず)
この石垣は昭和59年に発見された豊臣秀吉の大坂城の石垣であり、この場所は天守や奥御殿など豊臣家の私的空間であった詰ノ丸の東南出角部にあたっていましたが、大坂の陣後徳川幕府による大坂城再築の際完全に地中に埋められました。
平成25年石垣の状況確認の際、公開された時に見に行きました。

石垣は、大小さまざまな自然石を加工することなく積み上げた野面積み(写真上左)です。石材は花崗岩が主で大きいものは1~1.5m位あります。
徳川時代の大阪城の石垣は、打込接ぎと呼ばれる積み方です。(写真上右)
金箔押軒丸瓦も発掘され、時の権力者秀吉の力とともにこの石垣の上の奥御殿で家族の営みのあったことが偲ばれました。
今回は、前回に比しもう少し発掘部分が広がって公開され、今後は設備を整え石垣を保存し常時公開するようです。

大阪城梅園に寄ってみました。
ほのかに香る中、大勢の観梅客が満開の各種の梅に歓声を上げ写真を撮っていました。

目当ての豊後梅は、まだつぼみだったのは残念でしたが、しだれ梅を見ることができ久しぶりに出歩いた相棒も満足していました。
100品種、1200本を超える梅が今を盛りと妍を競っており、3月上旬まで楽しませてくれる、この梅園が無料とは有り難いことです。





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菜の花とミツバチ

2021年02月15日 | 司馬遼太郎記念館
司馬遼太郎記念館の周囲には、菜の花忌の風物詩となった菜の花ロードが完成。
今年は没後25年、毎年飾り付けを行うボランティアの皆さんのお世話でコロナ禍にもかかわらず整然と並べられ開花が進み、例年通り来館者の目を楽しませています。

記念館の庭のプランターの菜の花もどんどん咲き出し、むせかえるような香りを振りまき、来館者や道行く人は口々に「綺麗ですね!!」の歓声とともに写真を撮られています。

その菜の花には、例年通りミツバチたちが集まっています。
よく見ますとミツバチにも種類があるのでしょう体形に違いがあり、栄養満点のもの、中くらいのもの、やせたもの等種々いて、それぞれ花の周りを忙しく飛び交い時どき止まっては蜜を吸っています。

ゆっくりではありますが、春は近づいています。コロナの収まるときももう少しでしょう。
「止まない雨はない、明けない夜はない」との言葉もありますが、油断せず頑張りましょう。
コメント (2)
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お年玉切手シート

2021年02月06日 | 風景
今年も年賀状のお年玉プレゼントで「お年玉切手シート」を引き換えてきました。   
今年の切手は、今までの四角い切手と違って丸い切手で、63円には鶴・84円には亀がデザインされ従来の今年の干支にちなんだ郷土民芸等から変わっており、またシールになっていて貼るのに糊が不要になっています。

年賀状お年玉プレゼントは、子供のころ健康器具(エキスパンダー・握力グリップ)が当たったことが一度だけありました。

喪中はがきや高齢に伴っての年賀状じまい等もあって、年々年賀状を出す枚数も減少の一途をたどってきていて淋しい思いをしていますが、その中にあってお年玉切手シートが当たるのは幸運で、今年もよいことがありそうで幸先よく喜んでいます。
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