大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

勝念寺

2019年01月30日 | 史跡
先日、丹波橋へ出掛けた際駅近くのお寺で 信長の文字を見つけ訪ねてみました。
入った所の蝋梅が満開で、その名の通りまさに蝋細工のように美しく咲いていました。

安養山 勝念寺
織田信長が深く帰依した貞安上人によって天正15年(1587年)開創。
貞安上人・・天正7年安土で浄土宗の僧に法華宗徒が宗論を仕掛けました。これを知った織田信長は自分の面前で宗論をして優劣をつけよと命じました。浄土宗は貞安の助けを得、宗論に勝ったため、信長はこれを褒め帰依した。

信長は天正10年本能寺で、嫡男信忠は御池御所で自刃。
正親町天皇の勅命により信長親子の菩提を弔うため貞安上人は御池御所に大雲院という寺院を開創。同時に時の天下人秀吉の城下町である伏見丹波橋に布教の拠点とする一寺を開創したのが本寺。

信長が貞安上人に寄進した多羅観音菩薩(御丈6寸3分)は、観音菩薩の瞳から生まれ女性の姿をし苦しむ衆生を救うことから多羅仏母・救度仏母とも呼ばれている。
境内には、身代わり釜敷地蔵尊も祀られており、地獄で釜茹での責めに苦しんでいる人の身代わりになって自ら煮えたぎった釜の中へ入り地獄と此の世で苦しむ人の苦を取り除き、幸せへと導いて下さることから、「かましきさん」として信仰を集めている。


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キンシ正宗 酒蔵見学

2019年01月27日 | 催事
昨春、酒米オーナーに応募し田植え(5月)・稲刈り(9月)の行事を終え(私は日程が合わず不参加)、今回やっと相棒と共に酒蔵見学に参加できました。

酒米オーナーは、京都大原野の酒米「祝」を使用して純米吟醸酒「藤袴」を作ろう、と「なんやか大原野推進協議会が主催し、酒造りはキンシ正宗が協力されることに賛同される方を募集。
酒が出来上がった暁には、純米吟醸酒4本が頂ける、との広告につられ、私は即応募しました。

本日は、酒蔵見学、利き酒、お酒造りのお話をキンシ正宗の酒蔵で行います。
京阪丹波橋駅から徒歩数分の酒蔵に第1班約30名が10時集合。(第2班は午後1時スタート)
酒蔵前には、名水「常磐水」が湧き出ており、工場内の水は全てこの水を使用している、と。

酒蔵では、温度管理等機械化の進んだ作業(精米・酒母作り・温度管理等)と従来通り杜氏たちの勘に頼っている作業工程(麹造り・微妙な温度管理等)とが融合された酒造りを実感。

利き酒とお酒つくりの話では、5種類の日本酒を試飲する都度各々の製法の違い(酒米・精米歩合・アルコール度数等)によって4種類のタイプ(フルーティー・熟成・若々しい・コク)に分かれ、それぞれ香り・味わいの違いを理解したうえで料理に合うお酒を選ぶよう解説。

約90分、利き酒では相棒も少し舐めていたようですが、すぐに私にバトンタッチ。
楽しいお話を聴きながら美味しいお酒を頂きました。
帰り道には、天から白いものが落ちてきましたので、急いで帰りました。

安倍首相がオバマ大統領にプレゼントしたことで一躍有名になった山口県の「獺祭」は、データ活用によって杜氏の作業をマニュアル化し、作業者を増加・作業の機械化を推進することで、日本で唯一、冬だけではなく年中日本酒を仕込むことを可能にしました。
今後は、ますますITを活用する酒造場が増えていくことでしょう。

5月頃には、酒米オーナーの吟醸酒「藤袴」が完成するそうです。
送られてくるのを楽しみにしていましょう。
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第17回たかつ笑い亭

2019年01月21日 | 伝統芸能
昨日、大阪府教育会館での第17回たかつ笑い亭へ。
自宅近くでの落語会ですので極力参加するようにしています。

本日の演者と演目は、
露の眞「松竹梅」・・目出度い名前の松五郎、梅吉、竹蔵の三人組。そろって名前がおめでたいというので、出入り先のお店のお嬢さまの婚礼に招かれた。上手く口上の言えない三人組のドタバタを身振り可笑しく演じた演者の露の眞は女性でした。

桂雀五郎「厄払い」・・働く気がなく何をやらせてもダメな与太郎が伯父さんの悩みの種。今夜は大晦日だから厄払いを言い立てて回って豆と銭をもらってこいと厄払いの台詞を紙に書いて教える。家に帰ってもらった豆と銭を入れる大きなかごを作って伯父さん宅へ行った時には夜も暮れており、伯父さんはもう払いを済ませており豆も銭ももらえない。町を歩き回るが掛け声が出ず殆どの家では厄払いを済ませている。やっと見つかった家で厄払いのするが台詞が言えず途中で逃げ出してしまう。

桂文也「禁酒関所」・・ある藩で酒の上の刃傷沙汰が起きたというので、藩士一同に禁酒令が出された。しかし、酒好きは居酒屋で隠れて飲んでおり、店主に酒を一升自宅へ届けるように言いつけ届ければ一両褒美をやる。褒美につられて店員が届けるが、カステラ・油と偽って通ろうとするが、相次いで城門の関所で見つかって役人に飲まれてしまう。次に届けた店員はかたき討ちを計り徳利に小便を詰めて関所へ、酔っぱらっている役人は小便という店員が、又酒を小便と嘘を言っていると思い口をつけてしまい「この正直者め」、が落ちで大爆笑。ホスト役の演者は落ち着いた語り口でありながら笑いをとる話術で、さすがを思わせます。

林家染二「妾馬」・・長屋で母と兄の八五郎と暮らすお鶴が大名に見初められ屋敷奉公へ。殿様のお手がつき目出度く出産。目通りが許された兄が城中へ、殿様からたいそうな接待を受ける。会話が進み、飾らない人柄の八五郎が気に入った殿様は、母と共に士分に取り立てるという。お鶴は、母は長屋の住人との生活が気に入っており士分取り立ては辞退する。酔っぱらった八五郎の台詞で母の子供への想いや兄妹の母への愛情がにじみ出た語り口はジーンとくるものもあり、落語家の話術の巧みさをここでも感じました。

旧臘に行われた第16回たかつ笑い亭も約150人程の観客で満員、毎年冬場に行われるこの落語会が今後とも永く続いて大いに笑わせて頂けることを楽しみにしております。
有難うございました。
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佳友会書展

2019年01月15日 | 催事
昨日、道頓堀近くのナルミヤ戎橋画廊での佳友会書展へ。
現在の書道の先生が出展をされておられることから、相棒を誘って行って来ました。

小学校の教師をしていた父から「先生になると決まった時から一生懸命字の練習をした」ということを聞いたことがあり、その時父は字が上手くなりたければ練習しろ、との思いで言ったのでしょうが、私はその後も練習することなく過ごしてきました。
この齢になってですが、死ぬ時までに少しでも上手になれればと思って書道を始めかけています。

佳友会は、大阪府立生野高校書道部のOB会有志の会で、作品発表会は今回で13回目を迎えています。
2階と3階の会場には、40の力作が並び多くの来場者で賑わっており、E.T先生にもご挨拶をし、今後ますますの佳友会の発展を祈りつつ帰途に。
バスが出たところでもあり、約30分歩いて帰りました。(4858歩)
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護王神社・禅居院 初詣

2019年01月07日 | 高齢者大学
昨日、歴考同窓会での初詣。
このグループで初詣を始めたのが、寅年の新年に信貴山朝護孫寺へお参りをしたのが最初で、早や10年が経ちました。

京阪神宮丸太町駅に集合の9名(相棒を含め女性5名)、タクシーに分乗して護王神社へ。
タクシーの運転手さんが、昨日の護王神社は観光バスも来ていてお参りするのに長い行列ができていた、と。

境内入り口前にも人の波、本殿前にも行列。しかし本日は6日でもあり時間も早かったのでしょうそんなに並ばずに参拝できました。
護王神社は、足腰にご利益があるとのことですので足腰の神様にもお参りを済ませた後、本殿内にて9名で特別ご祈祷を受けることに。

護王神社
創建の年は不詳ですが、はじめ高雄山神護寺の境内に和気清麻呂を祀った。
嘉永4年(1851年)光明天皇が清磨呂の歴史的功績を讃え、正一位護王大明神の神階と神号を授けた。
明治7年、別格官幣社に列し護王神社を社名とした。

清磨呂が宇佐へ向かう際、突如三百頭の猪が現れ道中を無事に案内し、清磨呂の萎えていた足も治癒した、との故事から狛犬の代わりに狛猪が祀られる等、境内には多くの猪が祀られており、また足腰の守護神として多くの信仰を集めている。

足に不安を抱える皆さん、いつも以上に丁寧にお参りを済ませた後タクシーにて、八坂の塔近くの昼食会場へ。

お正月らしい和テイストを取り入れたフレンチを美味しく頂き、いつも通り和気藹々大いに盛り上がった後近くの建仁寺塔頭禅居院へ。

東山 建仁寺
臨済宗建仁寺派。開山は栄西禅師。鎌倉時代の建仁2年(1202年)の創建。
京都最古の禅寺。

国宝の風神雷神図屏風(俵屋宗達画・寺内には高精細デジタル画を展示)や法堂の双龍図が有名。

境内の禅居院の本尊は摩利支天。摩利支天は亥年の守護神であることから、多くの猪が祀られて境内は参拝客であふれています。猪のおみくじが人気のようです。

建仁寺入り口で写真は可、と言われたのには訳があり寺内の襖絵等殆どが複製でした。

無事初詣を終え、四条駅近くの喫茶店で恒例の反省会と称する放談会、時の経過を忘れる前に解散。
相棒は足のお守りを求め今年一年の無事を祈っていました。
今年も、皆さんお元気で楽しく過ごせますよう、よろしくお願い致します。
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