大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

菜の花忌の飾りつけ

2020年01月27日 | 司馬遼太郎記念館
昨日の司馬遼太郎記念館では、2月12日の菜の花忌を迎える準備のひとつである菜の花の飾りつけが行われていました。
平成8年2月12日に亡くなった司馬遼太郎が菜の花を自宅庭で育てたことにちなみ、平成15年に書斎前に菜の花を飾ることを始め、翌16年からは記念館周辺でも行うようになり「春一番に菜の花忌の会」が誕生。

その後この運動は、記念館で活動するボランティアから地元の高校や企業へ広がり、菜の花の配置も最寄り駅の近鉄八戸ノ里駅・小坂駅から記念館への道路沿いまで広がり、ボランティアで育てられる鉢植えの数は約1700鉢にもなっています。
その趣旨に賛同する鹿児島県指宿市等からは菜の花の切り花も届けられるようになり、記念館の回廊から館内にも飾られています。

大寒が過ぎもうすぐ立春を迎えます。
今冬は暖冬で過ごしやすく助かっていますが、私のリタイヤ後の年一回の恒例行事となった風邪ひきにはもう出会い、先日やっと治りました。
今年の2月12日には記念館にて館長トークが行われ、今年封切られる映画「燃えよ剣」と「峠」にふれながら司馬遼太郎の人となりについても話します。来館者には菜の花の切り花が贈られますのでぜひお越しください。

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水仙・玉祖神社

2020年01月23日 | 植物
昨日、八尾にある玉祖神社の水仙を見に相棒と出掛けました。

近鉄大阪線山本駅で乗り換えて服部川駅へ。
駅前には玉祖神社への案内図がなく、道行く人に尋ねながら行きました。同方向に進む女性4人組は登山スタイル万全で玉祖神社を経由して十三峠越えをして奈良方面へのハイキングのようです。

約40分、全体には緩やかな、時々やや急な登りを進み玉祖神社着。参道の石段の脇のクスノキの巨樹(幹回り8m)を見上げて境内へ。入口の石鳥居脇の狛鶏の出迎えを受け境内へ。
まずお参りを済ませて水仙畑へ。

玉祖神社
和銅3年(710年)に周防国の玉祖神社から分霊を勧請したのが創始。
現在の本殿(写真下右)は、享保10年(1725年)の再建。

御祭神の櫛明玉命(玉造氏の祖)は日本書紀の国譲りの段において玉を作るとあり、古事記では天岩戸の段において玉祖命が玉を作ったとあり、やはり同じ神と思われます。
寺宝も多く、北条時政の制札(重文)男女神像(府重美)樟樹(府天然記念物)豊臣秀頼寄進の石灯篭などがある。

境内に飼われている長鳴鶏は、天岩戸籠られた天照大神にお出まし頂くため世が明けたと思われるようこの長鳴鶏を鳴かせた、との言い伝えがある。

隣接の傾斜地(約2千㎡)に咲く水仙畑には多くの見学客が訪れ、ほのかに香る白い花を愛でシャッターを切っています。
その傍らには、放し飼いされている長鳴鶏が5~6羽しきりに啄んでいます。(周防国の玉祖神社では天然記念物)
長鳴鶏は、サービス精神旺盛で見事な長い鳴き声を何度も披露してくれ、この良い声には天照大神も心動かされたのでは、と思いながら聞きほれました。

明日から一週間ほど天気は悪くなり、本日は貴重な晴れ間との予報でしたので出かけましたが、水仙も満開で来てよかったとの思いを強くしながら帰宅。
本日の歩数は、10829歩。
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用明殿・どんど焼き

2020年01月15日 | 四天王寺
1月14日、父の命日であり四天王寺へ。
併せて先日、聖徳太子の父、用明天皇を祭る「用明殿」の完成を祝う落慶法要が執り行われた。太子の没後1400年(令和4年)を記念した「御聖忌」に関連する行事の一環である、と報じられていましたので見学に。
聖徳太子を祀る聖霊院(写真下)の敷地内にあるのではと思い、聖霊院でお参り後係員に場所を尋ねました。
場所は、聖霊院の北側隣接地の宝物殿入り口横に再建されており、玉垣や灯篭を数基設置整備中でした。

用明殿
建設時期は不明ですが、元和9年(1623年・江戸時代初期)の古文書に記述がある。

「摂津名所圖會」に「祭神は欽明帝・敏達帝・用明帝・崇峻帝・推古帝・穴穂部間人皇女等を鎮め奉る。江戸時代には徳川家康を祭る東照宮とされたが、倒幕後は用明天皇を祭る「用明殿」に戻った。
明治期に幣殿と拝殿を併せ持つ大掛かりな建物となったが、昭和20年の大阪大空襲で焼失した。

建築様式は、照り屋根で参拝者用の空間として前流れの庇を持ち、流造と呼ばれる。
再建された用明殿は、幅2.7m・奥行3.5m・高さ4.5m。

帰りに、仁王門前で行われていた「どんど焼き」を見学。
見ている間にも、正月飾りを持参し火の番をする担当者へ手渡される方多数。
どんど焼きとは、正月飾りの門松やしめ縄それに書き初めなどを、火にくべて焼き払う日本の伝統行事で、左義長とも呼ばれる。


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十日戎

2020年01月11日 | 風景
昨日、相棒を誘って久しぶりに十日戎へ。
暖かい日差しの中、今宮戎神社まで約1時間弱のウオーキング。

到着しますと鳥居前で足止め、境内の古笹納所が満杯につき入れ替えます、とのアナウンス。
まもなく列に加わり参拝をしましたが、お賽銭には一万円札も混じっており、さすが商売人のえべっさんへの信頼の深さを感じました。

狭い境内では「商売繁盛で笹もってこい」のアナウンスが響き渡り、本殿の周りの福娘の前では、福を求める多くの参拝者が笹飾りやお札を求めています。
徐々に混雑の度が増す境内を後に通天閣下のジャンジャン横町で昼食。
歩数計10295歩。

通天閣入り口横に、坂田三吉の王将碑があり碑には、略歴と将棋界への偉業を讃えて死後王将位を贈ったことや大阪人の土根性の偉大さを示した功績に大阪人は追慕することが記載されています。


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サネカズラ

2020年01月09日 | 植物
先日初詣でお参りをした大豊神社の手水場横で、サネカズラが赤い実の塊を付けているのを見つけました。

サネカズラ(実蔓)
マツブサ科サネカズラ属。常緑または半常緑のつる性植物。
他の植物に絡まって広がる茎はつるとなり、巻き方向は右から左へと巻き付き丈夫で柔らかい。
関東以西の本州、四国、九州、沖縄に分布。暖地に自生し丘陵・山野の広葉樹林の林縁、林床などで見られ庭木としてもよく植えられる。

雌雄異株、しばしば雌雄同株。花期は7~8月頃で、新枝の葉腋から長さ2cm前後の花柄が垂れ下がり、先端に1個の淡黄色の1.5センチ位の花を下向きに咲かせる。
果期は秋から晩秋で、花が終わると長い花柄の先にキイチゴを大きくしたようなツヤがある真っ赤な粒々の丸い集合果が垂れ下がって実る。
栽培は、挿し木・株分けで繁殖させることができ垣栽培に向いている。

赤く熟した果実を乾燥したものは南五味子という生薬となり、晩秋に熟した果実を採取し天日で乾燥して保存し滋養強壮・疲労回復・せきどめに効果ある。

別名は、美男蔓・美女蔓と言われ、昔は男性の髪付け油(整髪料)に使われていたことに由来する。
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