大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

近江八幡

2022年09月29日 | 旅行
9月27日から県民割を利用し、相棒と共に一泊で近江八幡へ。
午後から雨との天気予報ですので、27日の観光は諦めてホテルへ直行。

JR近江八幡駅から送迎バスで琵琶湖畔のホテルへ。
ホテル周辺にも彼岸花や紅葉が進みだしていて、いよいよ秋の近いことが感じられました。
ゆっくりと温泉に入って夕食、近江牛のすき焼き等で地酒を一杯、ついつい飲みすぎとともに食べ過ぎ。

翌朝、漁船の行きかう琵琶湖畔までの散歩を楽しみ朝食。
送迎バスで近江八幡駅へ、近江商人屋敷通りから千年以上の歴史を有し左義長祭で有名な日牟禮八幡宮へ。

日牟禮八幡宮では立派な山門や本殿のほか観世流の能舞台(能楽日觸詣初演)もあり、第十三代成務天皇即位の際大嶋大神を祀られ、応神天皇近江行幸の際御座所が置かれた等由緒ある神社の風格が感じられました。

近江八幡は、豊臣秀次が八幡城を築き城下町を開いて商都として繫栄させた礎を築いた。

時代劇のロケ地として活用される八幡堀は、豊臣秀次が築き近江商人の白壁の土蔵が立ち並び時代劇のロケ地としても活用されており、情緒あふれる景色を和船の上から、気持ちの良い川風に吹かれながらゆったり遊覧した後、八幡山へ。

標高286m、ロープウエーで4分の八幡山最頂部には、秀次により本丸・二の丸・西の丸・北の丸・出丸が築かれた八幡城(安土城築城の際取り壊された)が築かれ一大要塞であったと推測され、今は石垣のみを残すのみですが本丸跡には豊臣秀次を祀った村雲御所瑞龍寺が建っています。

八幡山からは琵琶湖や近江八幡の街並み等が望め、素晴らしい景色を堪能できました。
頂いたクーポンの残りで近江牛や和菓子等を購入して帰りました。

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フェルメールと17世紀オランダ絵画展

2022年09月21日 | 催事
昨日、相棒と共に天王寺の大阪市立美術館での「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」鑑賞に行ってきました。
本展は、ドレスデン国立古典絵画館所蔵の作品の展示です。

予約をしていきましたので、入場はスムース。
夕方でしたので入場者も少なく、あまり込み合うことなくゆっくりと観ることができました。

メインは、フェルメールの作品「窓辺で手紙を読む女」、この作品は背景の壁に描かれていたキューピッドが1979年のX線調査で判明。
長年その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきましたが、本人の死後何者かによって消されていたという最新結果が2019年発表されました。
その後大規模な修復作業により画中画のキューピッドが現れ、フェルメールの描いた当初の姿となり所蔵館のドレスデン国立古典絵画館でのお披露目に次いでの公開となりました。

約70点の作品を観賞後、てんしばで開催されていたオクトーバーフェストで、懐かしいドイツビールとブルスト(ドイツソーセージ)でプロースト(乾杯)。ビールはドイツで飲んだお気に入りのヴァイスビール(白ビール・・原料に小麦を使用)。
同席の可愛い娘さん連れの若夫婦にドイツ旅行の話を披露しながら私たちも思い出し、楽しいひと時を過ごしました。
娘さんは昨日2歳の誕生日を迎えらたとのことでしたが、とても2歳とは見えず、まさに健康優良児でした。

大阪のオクトーバーフェストは、当初梅田で開催されて最近では天王寺でも開かれています。
写真の右端のグラスは、以前梅田のオクトーバーフェストで飲んだグラスを購入したものです。
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中秋の名月

2022年09月11日 | 風景
昨夜は、中秋の名月と満月とが重なりました。
東日本ではきれいに見えたそうですが、大阪では東南方向の薄雲がかかるその先に見ることができました。

中秋の名月
旧暦の8月15日の夜に見える月のこと。中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われ、日本では中秋の名月は農業の行事と結びつき、「芋名月」と呼ばれることもある。
今年の中秋の名月は、9月10日です。

なぜ昔から秋の月は美しいといわれるのか。
それは秋の空気は、水分量が少なく乾燥しており、また月は冬に近づくほど空の高い位置を通るため、澄んだ空気が月をくっきりと夜空に映し出すため。

テレビでは東北の月を映し出しており、見事な満月を観賞しながら相棒と共に月見まんじゅうを味わいました。
関西では、関東のような丸い月見団子ではなく、先を少し尖らせた餅をこしあんで包んだサトイモのような形の団子です。
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高岡・金沢散策

2022年09月05日 | 史跡
9月3日6時起床、ホテル発9時30分ですので、それまでの時間を利用して高岡駅周辺を散策。
まず日本三大仏の一つとして知られる高岡大仏へ。

高岡大仏(総高15.85m)は鎌倉時代に造立されたが三度にわたり焼失、明治に入って銅製の大仏造立を計画、市民の浄財と高岡鋳物職人の手によって30年の歳月をかけ1933年に完成。

大仏の下部は、回廊になっていて地獄絵等のほか焼失した大仏の頭部も保管されている。

高岡古城公園
慶長12年(1609年)二代藩主前田利長が開いた高岡城の城跡公園(天守は廃城令で取り壊し)で水濠と一部石垣が残っており、城内には護国神社・射水神社等があり広大な史跡公園として、また桜の名所として市民の憩いの場所となっている。

ここまで徒歩で巡っていましたが、あとはタクシーで観光することに。

金屋町 
高岡で一番古い町並みで、前田利長が高岡繁栄策として鋳物造りを奨励したことから、高岡鋳物発祥の地である金屋町は大いに栄えた。
通りには鋳物の街らしく像が並べられている。
(国の重要伝統的建造物保存地区)

瑞龍寺
高岡の開祖前田利長の菩提寺。三代藩主前田利常が建立。江戸時代の禅宗寺院建築で山門・仏殿・法堂が国宝、総門・禅堂・大庫裏・大茶堂・回廊三棟が重文。
時間が早く開門されていなかったのは残念でしたが、ホテルから寺院の上部が望めたのはラッキーでした。

前田利長墓所
前田利常が造営、歴代藩主で唯一金沢市外にあり墓域は大名個人の墓としては最大級。
参道横には立派な供養塔があり、墓を囲む濠には睡蓮が咲いていました。

バスで金沢へ。
ひがし茶屋街美しい出格子と石畳が続く古い街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
江戸、明治、大正、昭和の茶屋街独特の建築物を見ることができる。建物は黒瓦に木虫籠と呼ばれる出格子や火事の際隣家への延焼を防ぐ振袖壁が特徴で石畳が続く古い街並みは雰囲気があり夜の喧騒が思われました。

昼食は、近江町市場で新鮮なお魚を頂き、一路大阪へ。
今回の旅は、雨を予想していましたが見学中は全く降らず、いろいろな美しい風景に出会えた楽しい旅に相棒もご満悦でした。
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越中八尾・おわら風の盆祭

2022年09月04日 | 伝統芸能
9月2日から一泊で、越中八尾おわら風の盆祭のバスツアーに参加。
途中の車窓からは刈り取り間近の稲田や青空に浮かぶ雲により秋の近いことを思いながらのバスの旅。

現地到着したのは17時半、井田川を渡って八尾の街へ。
最初に西町公民館二階での踊りが目に入りパチリ。

街中を散策するうち日本の街道100選に選ばれている諏訪町通りに大勢の人が集まっていて、もうすぐ町流し踊りがやってくるとの情報でしたので、最前列に陣取りました。
待つこと90分、胡弓と三味線の音色が近づいてきて目の前で諏訪町の町流しを見ることができました。

越中八尾・おわら風の盆祭
起源は江戸時代の元禄の頃とされ、豊作を祈る行事として始まったそうで、立春から数えて二百十日の9月1日、風の厄日に風神鎮魂の意味をこめて唄い踊り始めたと言われています。

古い町並みの中で浴衣を着て編笠をかぶり、胡弓や三味線調べに合わせて踊りながら練り歩きます。 派手でにぎやかな感じの祭りではありません。にぎやかなのは観光客が大勢いるからです。本来はしっとりと静かな祭りです。
ですので、踊りは種まきや稲刈りなど農作業の身ぶりが基になっています。その素朴な踊りが三百年をかけて発展していったのです。
おわら・・豊作祈願からでしょうか大藁からきているようです。

八尾町でも旧町と呼ばれる「東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町、福島」の11の町でおわら風の盆は行われます。
それぞれが自主的に行っているので町によって微妙に唄や踊りに違いがあるようです。

風の盆の町回りが始まった当初は、照れや恥ずかしさから人目を忍び、手ぬぐいで顔をかくして踊ったといわれますが、それが編笠に代わったといわれており、男踊りは粋な法被姿で力強くきびきびした勇壮な踊りで、女踊りは優しく静かに舞われます。

顔の数センチ先を男の踊り手の手のひらがシュッと通過するのを体感し終えた後、屋台で美味しいつまみと地酒を頂いての帰り道、東町通りで浴衣を着た男の方がいましたので聞きますとこれから踊り始めようと思っているとのことでしたので、しばらく待ちますとこれまた目の前で町流しが始まりました。

屋台の女性店員さんによりますと、この踊り手は、女性は未婚で25歳までと決められているそうです(男性の制限はなし)
八尾の町の人口は5千人ですが、今年の9月1日から3日の訪問者は16万人(例年は20万人)に膨れ上がるそうです。
3年ぶりのおわら風の盆祭を相棒と共に堪能してホテルへ。温泉とビールでで疲れを癒しバッタンキュー。

コメント (2)
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