大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

大阪南港野鳥園

2018年01月28日 | 鳥・昆虫
昨日、最高気温5度の中、大阪南港野鳥園での15時からのカモ観察会へ。
地下鉄から南港ポートタウン線に乗り換えてトレードセンター駅下車、緑道で寒椿を愛で小鳥のさえずりを聞きながら徒歩15分ほどで野鳥園着。

展望塔には多くの探鳥マニアが多く集まり、大きなカメラを干潟に向けています。
マニアの目的は、ハイタカのようで、しばらくしますと誰かが「ハイタカ!!」の声。
その指差す方向に向かって一斉にシャッター音が響き渡り、私もよく見えないままシャッターを切りました。

その後、別室で観察会のレクチャーを受けた後7班に分割、私達4班は南観察所へ。
私達の双眼鏡では小さくしか見えませんが、野鳥園ボランティアが見つけた野鳥の名前を教えながら所有の望遠鏡で覗かせてくれます。

大阪南港野鳥園
明治39年・・住吉浦の埋め立て(現在の大阪市住之江区平林地区を含む)がはじまる。
昭和8年・・木津川河口沖の海の埋め立てがはじまり埋立地を南港町と名づける。
昭和16年・・第二次世界大戦で埋め立て工事中断。
昭和33年・・埋め立て工事再開、大阪南港開発造成事業として7月から着工。

南港野鳥園があるところは、もともと水深数メートルの海でした。
現在の埋立地を囲うコンクリートの護岸ができ、昭和53年頃に近くの海底から水といっしょに吸い込んで泥水のようになった土が、護岸の中へいっぱいに流し込まれました。
これが水と分離して沈澱し、約2年かかって天日と風によって表面が乾き人がやっと歩けるようになり、昭和58年野鳥園開園。

本日観察できた野鳥は、(鴨科)マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・ミコアイサ・キンクロハジロ。(鴫科)イソシギ・ツルシギ・アカアシシギ。(カイツブリ科)カイツブリ。(クイナ科)オオバン。(サギ科)アオサギ。(チドリ科)シロチドリ。(セキレイ科)ハクセキレイ。(猛禽類)ハイタカ・チュウヒ・トビ・ミサゴ。

猛禽類を多く観ることが出来るのは、餌となる野鳥が多く飛来するための様です。
5時前からの夕陽の鑑賞を最後に観察会を終えました。
写真は、ハイタカ・オオバン・ハクセキレイです。

望遠鏡では、ほとんどの野鳥を見ることができましたが、写真には被写体が遠いため一部しか撮れませんでした。
来たかった野鳥園にやっと来れました、相棒も寒い中でしたが望遠鏡を熱心にのぞき、見えると喜んでいました。
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まだ葉の残る落葉樹

2018年01月21日 | 司馬遼太郎記念館
司馬遼太郎記念館の庭には、ケヤキ・クヌギ・モミジ・コナラなどの落葉樹が多くあります。

その中で未だに葉が残っている、と言うより枯れた葉がほとんど落ちていない樹があります。
数本あるコナラで、春が近づき暖かくなって新芽が出る頃、新芽に押し出されるように落葉を始めるのです。

葉は成長期に葉緑素が増えていきますが、乾期や気温の低下に伴って葉緑素の合成が減少したり、あるいは分解されていきます。
そして、これらの現象は、茎(枝)と葉(葉柄)との間に離層が形成されることでおこります。
枯れ葉が落ちない現象は、離層が完全にはつくられないためとも考えられ、それらの植物は本来常緑性だったので,その性質をこのような形で保ち続けたまま温帯域まで分布を広げたと説明されています。

大寒も過ぎ季節は徐々に春に近づいてきており、記念館で活動するボランティアの方々が自宅で育てられた菜の花が持ち込まれ、来月12日の菜の花忌に合わせ咲きだしています。
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初詣 泉涌寺・即成院

2018年01月07日 | 高齢者大学
一月六日、高大歴考同窓会恒例の初詣。
戌年の今年は、空海を高野山へ案内したという黒犬と白犬が空海の前で阿吽像として祀られている、泉涌寺の塔頭即成院へ。

京都駅からタクシーに分乗した7名が大門前で待つ4名(男性4名・女性7名)に合流し、まず泉涌寺へ参拝。
初詣者も少なく森閑とした境内、仏殿の運慶作と伝わる阿弥陀如来(現在)・釈迦如来(過去)・弥勒如来(未来)の三世仏(本尊)にお参り。
天井の狩野山雪筆の蟠龍図は、鳴き龍で知られていますが、高い所にあることもあって細かいところまでよく見えませんでした。

泉涌寺
真言宗泉涌寺派総本山。
天長年間、弘法大師がこの地に庵を結んだことに由来。

天皇家の菩提寺として御寺と呼ばれる。
泉涌寺が菩提寺となったきっかけは、1242年に四条天皇の葬儀がこの寺で行われたことから。
それ以降、室町時代前期の後光厳天皇から孝明天皇にいたるまで、歴代天皇の葬儀は泉涌寺で行われることになる。
また裏手の墓所は月輪陵と呼ばれ、江戸時代は陵墓として土葬されていた。

宮中には黒戸御所(お黒戸)といわれる仏間(仏壇)があり、そこには歴代天皇や皇后の位牌が祀られ手を合わせてお参りする習慣があり、奈良時代の聖武天皇から江戸時代末期の孝明天皇まで仏式で葬儀が行われていた。
このお黒戸は明治に入って泉涌寺に移築され、本坊の一角の海会堂として歴代天皇や皇后の位牌が祀られ日々法要が執り行われている。
同時に宮中では神殿の整備がなされるようになり、天照大神を祀る「賢所」を中心に「皇霊殿」「神殿」という宮中三殿がつくられ、歴代天皇の御霊も祀られている。

仏殿の横から月輪陵へお参り後大門横の楊貴妃観音堂へ。
楊貴妃観音堂には、玄宗皇帝が楊貴妃を偲んで作らせた等身大坐像にかたどった聖観音菩薩像が、湛海律師によって持ち帰られ当寺に祀られています。

その後、既成院へ。
広い境内ですが、ここだけは多くの参拝者で賑わっていました。
皆さんお目当ては空海の前の犬の阿吽像。私達もその前で記念写真をパチリ。

昼食は鴨川沿いのお馴染みの料理店、色とりどり手の込んだ料理の数々全てが美味しく皆さん大満足で満腹。
清水寺まで腹ごなしのウオーキング。
門前には、両側とも口を開けている阿像の珍しい狛犬。

参拝後、参道でティータイム。
相棒と共に大満足の私達も京阪電車で帰途に。
皆さん今年もどうぞよろしくお願いします。

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初詣 多賀大社・犬上神社・総持寺

2018年01月04日 | 史跡
昨日、初詣ツアーで滋賀県の多賀大社(長寿の神)・犬上神社(干支詣り)・総持寺(商売ー松梅繁盛と頭の薬師)へ。
亡母の故郷での初詣につられ相棒と共に出掛けました。

7時過ぎ、小雨の中集合場所の難波へ。
8時前出発時には雨も上がり、スイスイ走れる名神で京都から小休止の湖東三山PAへ、途中から雪が降り出し車窓からの風景は真っ白になってきました。

一般道路で多賀大社着。雪が雨に変わっています。
多賀大社は、伊邪那岐・伊邪那美大神を祀り国造りの神社で俗謡に「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」とあるように天照大神を祀る伊勢神宮の親に当たります。

小雨の中参拝。拝殿の前の50~60人の行列に並んでお参りを済ませた後、今年一年の家族の無事を祈って護摩木を奉納。
次は、今年の干支である犬に因んだ犬上神社へ。

犬上神社は、江州音頭発祥の地である豊郷町にあり、渡来人を祖とする犬上氏を祀る。
こじんまりした境内ですが、美しく掃き清められていて拝殿の前には門松と国旗が設えられていてお正月らしい厳粛さを感じ、今年も良いことがありそうな感を持たせてくれました。

午前中最後の訪問先岡本本家酒造場へ。
銘柄金亀(キンカメ)は、井伊直弼から酒造を命じられ彦根城の別名金亀城(キンキジョウ)を銘柄として使用を許されたが、同じ読みは畏れ多くキンカメとしたそうです。

昼食後、長浜にある総持寺へ。
総持寺は、行基創建と伝えられ立派な仁王門は江戸時代初期築。
商売の語呂合わせの松と梅の木が植えられています、又、牡丹が有名で境内には多くの牡丹の枝に新芽が春の訪れを待っており、その中に寒牡丹でしょうか数輪の真っ赤な花がこの寒さの中でけな気に咲いて迎えてくれていました。

本堂の前には、「頭の薬師」の掲示があり脳梗塞を経験した私にとっては是非ともご利益を期待し丁寧にお参りを済ませました。

今日一日、時々の激しい降雪に見舞われましたが幸い参拝の時には傘を必要としないほどに止んでいて助かりました。
帰路の名神は往路と違って猛烈な雪と渋滞でしたが、帰着予定時刻の6時30分にはなんとか難波着。
大阪にも初雪が観測されたとニュースでは伝えている中で投稿してます。




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初詣 東高津宮

2018年01月01日 | 風景
2018年の初詣、風もなく暖かい陽射しの中相棒と共に地元の氏神である東高津宮へ。
東高津宮の祭神は仁徳天皇、社殿はもともと現在の近鉄上本町駅の場所にあったそうですが、駅拡張に伴い現在地に遷座されたそうです。
参拝者は父娘連れのみでしたが、本殿の前に巫女さんが3名おられ参拝の済んだ私達に「開運 福銭」を手渡して頂きました。
思わず「今年も良いことがありそう」、との言葉を発し謝辞としました。

今年1年の家族の無事を祈り、相棒を誘ってウオーキングへ。
東高津宮から真田山公園へ、公園内の数か所の階段を上り下り合計約200段。

そこから真田幸村縁の三光神社・玉造駅前日の出商店街を巡って真田山公園を経由して帰宅。
約1時間45分のウオーキング、今年もしっかり歩いて二人で健康維持に努めたいと思っています。

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