大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

寶祚無窮 聖躬安穏

2018年06月25日 | 四天王寺
毎月22日は聖徳太子の命日「太子会」の縁日にあたり、境内では多くの露天が軒を連ねています。
今月のその日は母の祥月命日ですので、相棒と共に四天王寺へお参りに。

多くの亀が甲羅干ししている亀の池を渡って六時堂にお参り後、境内を巡ってみようと東大門の方へ向かうその途中左手に二本の石柱があり、左手の石柱には「寶祚無窮」、右手の石柱には「聖躬安穏」と刻まれていました。

「寶祚無窮」とは、皇位の栄えることは天地と共に永久に続き窮まることがない、との意。
「聖躬安穏」とは、天皇が心静かに落ち着き平和で無事な状態が続く。との意。


日本及び日本国民の安穏を願われる天皇家および天皇が安定の上未来永劫続くことを願う、というような意味のようです。
日本はもとより世界が平和でありますよう願いたいものです。
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半夏生

2018年06月22日 | 植物
昨日は夏至、二十四節季の一つで一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い日です。
隣家の玄関先で、鉢植えの半夏生に花が咲いていました。

半夏生は、七十二候の一つ「半夏生(はんげしょうず)」から作られた暦日で、夏至から数えて11日目からの5日間を言い、気候の変わり目として農作業の大切な目安とされ田植えは半夏生に入る前に終わらせるものとされます。

植物の半夏生の名前の由来は、半夏生の頃に花が咲くからとする説と、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼ばれたのが「半夏生」になったとする説などがあります。

古くはカタシログサ(片白草)とも呼ばれています。

この頃に降る雨を半夏雨と言い、大雨になることが多いとの言い伝えもあるそうですので注意しましょう。
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ササユリ

2018年06月17日 | 植物
昨日、相棒と共に大神(おおみわ)神社境内のササユリを見に行ってきました。
境内のササユリは、毎年行われる三枝祭に使用されていた故事にならって、平成4年から奉仕団の手で境内に植えられ復活されつつあります。

三枝祭(さいくさのまつり)
奈良市鎮座の境外摂社、率川(いさかわ)神社の例祭で大宝元年(701年)制定の大宝律令で国家の祭祀として定められ、大神神社で行われる鎮花祭と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭りです。別名、ゆりまつりとも呼ばれている。

ご祭神の媛蹈五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)が三輪山麓、笹百合が咲き誇る狭井河近くにお住まいになられていた故事により、三枝の花をつけた笹百合の花で酒樽を飾り神前にお供えすることが特徴です。

JR三輪駅から参道を通って大神神社へ。
拝殿にてお参り後ササユリを見に行きましたが、ササユリは急な山の斜面に咲いていますので結構な急勾配の山道を上り下りしながら、薄桃色の可憐で美しいササユリを見学しました。

ササユリ(笹百合)
ユリ科の多年草。
本州中部地方以西から四国・九州の山地の草原や明るい森林に自生し、日本特産で日本を代表するユリである。

葉や茎が笹に似ていることや笹原に自生していることが多いためこの名がある。
古くは、佐韋(さい)・三枝(さいくさ)と呼ばれている。
5~7月に咲く花は、大輪で長さが10~15センチくらいある漏斗状で横向きに花をつける。
茎先に1~3輪の淡い紅色の花をつけ独特の香りがある。稀に白花もある。
球根は食用になる。

10~11月頃に熟した種子は風に乗って広がる。初めて地上発芽するのは通常翌々年の春である(地下遅発芽様式)。初花を咲かせるまでに野生の場合は種子から約7年以上の歳月がかかる。当神社では、播種から開花まで6年を要している。
境内の数か所には現在3000株ほど育てられているそうです、今後とも手入れには念を入れ美しい花が見られますようお願い致します。

ササユリ鑑賞後展望台へ。
遠くに(右から)葛城山・金剛山等が望め、手前の市街地に聳える大鳥居と並んで耳成山・畝傍山・少し離れて香久山が、吹き渡る涼風のお蔭で汗もひきとても気持ちよく見渡せました。
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ジャガランダ

2018年06月15日 | 植物
昨日、相棒と共に八幡屋公園へ南米原産のジャガランダの花を見に行って来ました。
地下鉄中央線朝潮橋駅下車、目の前に大きなドーム、大阪プールです。

その左手にみどりに囲まれた広大な芝生広場があり幼児を連れた家族が遊んでいます。
更に左手へ向かいますと、こんもりとした小山が現れ少し上った所に、ジャガランダが咲いていました。
その小山の下がドームになっていて大阪中央体育館です。体育館の屋根の上を地面で覆って植栽されているのです。

ジャガランダ通りと名付けられた小山の中腹の通りの両側に、高さ5~6mのジャガランダの木に薄紫色の花が美しく咲いていました。
花のピークは過ぎているようで多くの木には花がありませんでしたが、まだ今を盛りと咲き誇っている木もあり写真愛好家のモデルになっていました。

小山の上まで上ってみました。
途中には、秋の七草がまとめて植えられていて秋の散策には楽しめるようです。
頂上(グリーンヒルズ展望台)付近は、一周回ることができ360度の景色が望め、特に西側の天保山の観覧車等の先に沈む夕焼けが見事であろうことを思わせました。
また、ベンチで一休みしていますと、多くのスズメやムクドリのつがいが草木の種か虫なのでしょうか、しきりに啄ばんでいました。
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琵琶湖クルーズ・石山寺

2018年06月08日 | 高齢者大学
6月5日、高大歴考同窓会で琵琶湖クルーズから石山寺へ。
京阪淀屋橋駅9時15分集合の11名が、七条までノンストップの京阪特急洛楽に乗車し三条で乗り換え浜大津へ。

浜大津港から11時40分出航の外輪船ミシガンに乗船、昼食後上甲板に出て心地よい風を受けながら西岸の比叡山、琵琶湖大橋、東岸の三上山(近江富士)等を望みながらのクルージングや船内ステージでのクルーたちが盛り上げるパフォーマンスを楽しみました。

巨大な噴水に出迎えられて13時浜大津港に着岸、石山寺へ向かいます。

東大門(建久元年(1190年)の建立・重文)前でガイドと落ち合って境内へ。

石光山 石山寺
真言宗。天平19年(747年)聖武天皇の勅願により東大寺別当良弁僧正が創建。
本尊は如意輪観音。
寺域は、国の天然記念物の珪灰石という巨大な岩盤の上にあり、これが寺名の由来ともなっている。

長い柱を多数建てて床を支える懸造の本堂(写真上)・多宝塔(鎌倉時代・年代判明では日本最古・写真下)は国宝、蓮如堂・鐘楼(鎌倉時代)・御影堂は重文。

近江八景の一つ石山秋月でも知られるており月見亭(写真下左)が残されている。
また、源氏物語の著者紫式部は、石山寺参篭の折に物語の着想を得たとする伝承がある。
濃緑に囲まれた境内の散策、大変気持ち良く周れました。

西国三十三カ所巡りで相棒と共にお参りした時にはあまり感じませんでしたが、今回は境内の石段の上り下りが結構あり疲れました。
今にも雨が落ちてきそうな気配の中、門前から石山寺駅まで最後のウオーキング。
京阪出町柳駅まで戻って帰阪。

お世話になりましたN氏をはじめとする三班の皆様、有難うございました。


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