大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

二色のオニユリ

2021年06月29日 | 植物
先日、司馬遼太郎記念館に近くの民家の玄関先で、鉢植えの立派なオニユリが咲きだしていました。

オニユリ(鬼百合)
ユリ科。日本に自生し北海道から九州の平地から低山で普通に見られる。変種に対馬に自生するオウゴンオニユリ(黄色い花)がある。

草丈は1~2m程となる大型のユリ(多年草)で、葉は互生し小さめの披針形で先端はゆるく尖る。
花季は7~8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点があり、6枚の花弁は強く反り返る。
種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作り繁殖はこのムカゴか球根の鱗茎(ゆり根)の株分けによる。
ムカゴやゆり根は食用になり、普段食べているゆり根はほとんど鬼百合である。
日本のユリでムカゴを付けるのはオニユリしかない。

名前の由来は、花が風に揺られて、ゆらゆらすることから(揺り)が(百合)となったとする説。 オニユリの「オニ」は形が豪快で見事なことから強調的な意味と赤鬼の顔に似ているということから。

司馬遼太郎記念館の玄関先に、丈1m弱の鉢植えの黄色のオニユリが一輪咲いていて、葉の付け根にはムカゴガ付いていました。
調べてみてオウゴンオニユリかと思いましたが、オニユリと対馬のオウゴンオニユリとの交配種も出回っていて、オウゴンオニユリかどうか判りません。
コメント (2)
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ヤマモモの実

2021年06月21日 | 司馬遼太郎記念館
司馬遼太郎記念館の玄関横のヤマモモの実が、近年では珍しいくらい多く生っていて熟した実の落下が始まっています。
10数年前には、この実でヤマモモ酒をつくった、と聞いたことがありました。
実が生りますので花は咲きますが、目立たないのでしょう、見たことがありません。

ヤマモモ
ヤマモモ科。中国大陸や日本を原産とし暖地に生育し暑さには強い。関東以南の低地や山地や、本州南部以南では海岸や低山の乾燥した尾根などで自生し、痩せ地で森林を構成する重要樹種である。

常緑広葉樹の大高木で樹高20mほどになる。生長は遅く幼木は日陰を好むが成木は日なたを好む。
山に生えモモのような果実をつけることからヤマモモと呼ばれ、雌雄異株で花期は4~5月中旬。数珠つなぎに穂状の小さな桃色の花弁4枚の目立たない花をつける。
雌株につく果実は直径1.5~2 cmのほぼ球形で、6月頃に紅色から暗赤色に熟し食べられる。

木の下枝には、熟した実が衣服につくと汚れますので、「落下する実に、ご注意」の札が下げられています。
街路樹にもよく利用され、自宅近くの上町筋にも植えられていて、この時期樹下の道路が真っ赤に染まっているのを見かけます。

先週つぼみだった、キキョウやクチナシが満開です。



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母七回忌

2021年06月17日 | 四天王寺
四天王寺で母の七回忌を回向していただきました。
早朝でもありガラガラの境内、納骨総祭塔へのお参りを済ませて六時堂へ。

六時堂から振り返ってみますと、石舞台の先に講堂・金堂・五重塔・仁王門(中門)・南大門が一直線に並ぶ四天王寺式伽藍配置の甍とその先のあべのハルカスが望めます。
回向の受付も窓口はビニールシートで仕切られ、手指消毒用の消毒薬もあちこちの置かれています。

新型コロナのため一般参拝者は階段下からのお参りですが、回向等の参拝者は階段上での参拝が許されています。
読経を聴きながら、ご本尊の薬師如来像に亡き祖父母と父母の冥福と家族の健康をお祈りしました。

厳しかった父とは反対に本当にやさしかった母、冥途で祖父母や父とともに楽しく暮らしていて、この世の新型コロナ騒ぎで私たちが感染しないよう見守ってくれていることでしょう。
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雨上がりの庭

2021年06月14日 | 司馬遼太郎記念館
雨上がりの司馬遼太郎記念館の庭、緑濃い樹木の葉やアジサイの花にも昨夜来の雨の水滴がつき、その一つ一つの中に小さな世界ができています。

例年になく早い梅雨に入り日本全国夏日や真夏日到来の報道がなされ、玄関先に立っていますと蚊や蝿がまとわりついてきたり、庭のツユクサの花は盛りを迎えクチナシの花につぼみが付き夏本番の近いことが思われます。

雨に濡れた庭園も趣があり、活動を楽しくさせてくれていました。
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新型コロナウイルスワクチン接種後の経過

2021年06月03日 | 風景
先日、大阪府立国際会議場での新型コロナウイルスワクチン第1回接種を済ませました。
その後、副反応を心配していましたが、翌日筋肉痛が少し起こりましたが2日ほどで収まり、相棒ともども現状何の問題もありません。

この会場は、自衛隊の大規模接種センターで5月24日から30日までの1週間で5千人が接種を受け、31日からは一日5千人の接種が続いています。
一方大阪では、市が独自にインテックス大阪にて大規模接種センターを開設するようです。

そこに派遣される医官(医師)、看護官(看護師)の手当についての新聞記事がありました。
それによりますと、自衛隊の医官の日当は3千円(災害派遣時の日当1620円を参考に算出)、大阪市の大規模接種センターへ派遣の医師の日当は10万5千円。
この金額の違いは何なんでしょうか?
一部には、医師の協力が今一歩との情報もある中でのこの報酬の違いには驚かされました。

記事にも、それだけ価値のある仕事を医師への日当の数十分の一の報酬で黙々とこなす自衛隊の医官、看護官のいることを知ってほしい、とあり、
自衛隊が国民の救助や支援のため出動が急増し、苦難に陥った国民と接する機会が増え使命感とホスピタリティーが高まっているのだろう、と記事に続いていました。

災害の多いわが国での自衛隊の皆さんの活躍ぶりを見聞きするにつけ、いつも感謝することでしか応えられない気持ちのもどかしさはどうすればよいのでしょう。
近所のアジサイは、色とりどりに咲き出し梅雨の晴れ間を彩っていて、もやもや感を吹き飛ばしてくれます。
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