大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

ササユリ

2018年06月17日 | 植物
昨日、相棒と共に大神(おおみわ)神社境内のササユリを見に行ってきました。
境内のササユリは、毎年行われる三枝祭に使用されていた故事にならって、平成4年から奉仕団の手で境内に植えられ復活されつつあります。

三枝祭(さいくさのまつり)
奈良市鎮座の境外摂社、率川(いさかわ)神社の例祭で大宝元年(701年)制定の大宝律令で国家の祭祀として定められ、大神神社で行われる鎮花祭と共に疫病を鎮めることを祈る由緒あるお祭りです。別名、ゆりまつりとも呼ばれている。

ご祭神の媛蹈五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)が三輪山麓、笹百合が咲き誇る狭井河近くにお住まいになられていた故事により、三枝の花をつけた笹百合の花で酒樽を飾り神前にお供えすることが特徴です。

JR三輪駅から参道を通って大神神社へ。
拝殿にてお参り後ササユリを見に行きましたが、ササユリは急な山の斜面に咲いていますので結構な急勾配の山道を上り下りしながら、薄桃色の可憐で美しいササユリを見学しました。

ササユリ(笹百合)
ユリ科の多年草。
本州中部地方以西から四国・九州の山地の草原や明るい森林に自生し、日本特産で日本を代表するユリである。

葉や茎が笹に似ていることや笹原に自生していることが多いためこの名がある。
古くは、佐韋(さい)・三枝(さいくさ)と呼ばれている。
5~7月に咲く花は、大輪で長さが10~15センチくらいある漏斗状で横向きに花をつける。
茎先に1~3輪の淡い紅色の花をつけ独特の香りがある。稀に白花もある。
球根は食用になる。

10~11月頃に熟した種子は風に乗って広がる。初めて地上発芽するのは通常翌々年の春である(地下遅発芽様式)。初花を咲かせるまでに野生の場合は種子から約7年以上の歳月がかかる。当神社では、播種から開花まで6年を要している。
境内の数か所には現在3000株ほど育てられているそうです、今後とも手入れには念を入れ美しい花が見られますようお願い致します。

ササユリ鑑賞後展望台へ。
遠くに(右から)葛城山・金剛山等が望め、手前の市街地に聳える大鳥居と並んで耳成山・畝傍山・少し離れて香久山が、吹き渡る涼風のお蔭で汗もひきとても気持ちよく見渡せました。
コメント
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