この地図はもう京都市電は無くなって、京都市営地下鉄烏丸線は北山まで開通してますが、東西線はまだ出来ていない、1990年代始めの頃の実際私が使っていた物です。
今回は鞍馬口通りから北に直角に曲がって青線を大徳寺まで進みました。
前回は玄武神社に寄りましたが、青線のように直角に曲がって北上するのか、玄武神社に寄る道の方が正しい西街道なのか判りません。
まあ写真の左から右に旧大宮通りを北上してると、左手に曲がる道に船岡山に至る建勲神社(ケンクンジンジャ)の大きな石柱が有りました。
建勲神社は正式には「たけいさお神社」と読むそうですが、信長公を祀る明治以降に出来た神社ですので、それまでに鞍馬街道を歩いた人は知らない神社です。
私もここは昔殺人事件があった場所との記憶があるので、寄り道せずに進みました。
旧大宮通りと北大路が交差する手前に雲林院(ウンリンイン)と言う小さな寺がありました。
元々はこの辺一帯を占める大きな寺であり、鎌倉時代にはその敷地内に大徳寺が建てられていますので、今は主客転倒になった状態です。
今年は脚光を浴びるであろう「源氏物語」の舞台にもなってる寺なので、前回の紫式部墓所と併せて、ここも新観光名所になるかもしれません。
旧大宮通りと北大路の交差点、大徳寺前です。
左の木々の中に大徳寺が有りますが、ここから地図には旧大宮通りに大徳寺通りの名前が付いていました。
旧大宮通り(大徳寺通り)を大徳寺に沿って北に進むと、大徳寺駐車場の前に精進鉄鉢料理の「泉仙」紫野店が有りました。
本店は仕出し専門ですので、家で法事などがある時はだいたいこの店の料理が並びました。
朱塗りの鉄鉢に入ってる精進料理は、子供の私が喜ぶ料理ではなかったですが、今となれば懐かしいです。