島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

吉田の綱引き

2015-01-25 | 富江
 
 富江から福江に行く途中、毎週木曜日奈留島出張時にも通る道路沿いに、吉田があります。
ここで毎年綱引き行事が行われています。
 市の広報では、1月18日(日)午後15時30分~となっていたので、車が混んで動けなくなったり、通行止めになると困ると、遠くに車を置いておき2時半には到着。
だが、綱引きの案内看板のあるこの四つ角は、幟がたっているだけで、誰も居なく静かでした。
 
 山祇神社の幟とこの縄の結界に沿って少し離れた農道を行くと、綱引きはどうもこの小さな丘にある山祇神社のお祭りのようです。
神主さん一行が神社から降りてきたのに遭遇、神事は終わったようでした。
 
 丘の上の神社本殿はコンクリートでしたが、傍の祠と一対の牛の石像にはおもむきがありました。
縄の輪とわらじが納められていましたが、農業の神様なのですかね?
 
 再び綱引き場所らしき四つ角に戻ってきたのが3時過ぎ。
神主さん一同はどこに行ったのか見えませんし、この周囲にはまだ誰も集まって来ていません。
集まってるのは雀だけ。
 
 脇道に綱引きの綱らしきもの発見。
昔は150m、今は50mぐらいと、案内看板には書いてありましたが、歩測すると50mはなさそう。
私の想定よりも短く、奈留島の綱引き選手権の綱よりも短そうです。
しかし、太さは一抱えもあって、これは想定外の太さでした。
 交通も止めて道をはさんで、長い綱を引きあうと思っていた私の予想も外れました。
しかもこの綱は今朝作られたそうです。
 まだまだ誰も集まってこないので、もう一度車まで戻り、すぐ近くの道端まで車を移動させる余裕もあり、この辺が五島の祭りのゆる~いところです。
 
 3時半過ぎ、太鼓の音でぼちぼち村の人が集まってきました。
4時前、本当に短い挨拶の後は、やっぱり餅まきがありました。
一番後ろで遠慮気にいましたが、すべってきた餅1個は取れました。
もうちょっと頑張ったら、5個ぐらいはこの写真の位置でも取れると思います。
 
 神主さんが綱の中央にご幣をたててお祓い後、特に組み分けもせず、それほどはっきりした合図もなく、綱引きは始まりましたが、始まった途端目の前で、なんと綱が切れてしまいました。

 この綱引き、雄綱と雌綱を1本の綱に繋ぎあわせて、子孫繁栄と豊作を祈願して行われるのに、切れてしまうなんて!
なんか凶事が起こりそう! 今年は凶作か吉田の村に離婚が増えるとか、恐ろしいことが起こるかと心配したのは私だけか、村の人はあっけらかんと、又綱を応急処置で繋ぎあわせ、綱引き再開。
でもなんとなく間延びして、どちらが勝ったのか負けたのかわからないうちにダラダラと終了。
 
 終了と共に綱は中央二ヶ所で切断されますが、特に立派な由緒正しい刀が出てくるわけでなく、折りたたみの小さなのこぎりで、苦労しながらワイワイ言いながら切り出されました。
 終わったらどうせ切る綱なので、途中で切れたってなんの凶事も怒らないわけで、ちょっと安心しました。
 
 切られた綱の中央部は担がれて、又神社に奉納されるため去って行きました。
警察が交通整理するわけでもなく、淡々とそれほど形式ばらず、儀式ばらず、綱引き祭りは終わりました。
 このゆる~い感じは、同じ日に行われている、もう少し有名なヘトマトと一緒ですね。
 う~ん、この感じ、伝統の祭りといったら、なんか力んでいる人ばかりをTVなどで見ますが、五島流のゆる~い感じの方が良いですね。

  *今日も当直、綱の予想は外れましたが、競馬の予想は大当たり。
   =AJCC=ゴールドシップを含む4頭ボックスで、あとの3頭がうまく入ってくれて、
   1万ちょっとの馬連と2万ちょっとの3連複を獲って、疲れは吹っ飛んでいます。
 S君;上手でしょう! 乗り変りもあってあきらめムードだったのですが、競馬は運ですね!


        返事
和みさん:田尾海岸からの浮島写真が長崎新聞に載っていたぐらいなので、
      田尾の浮島は有名だったのですね。
     奈留島でも見ていたような気がしてはいますが。
花水木さん:南紀旅行で浮島に乗ったような気がしますし、
     京都の家の近所の深泥池の浮島も有名だったような?
    沼津の浮島地区は、これが水底まで届いた所なんですかね。
和さん:黄島はもう一度行きたいのですが、
     船が揺れますので・・・。
    ロフトは暑いです!
大雪男さん:多感な少年時代、父が尿瓶をもって寝室から出てくる姿は、
     あまり好きでなかったので、尿瓶には抵抗あります。

コメント (4)
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