島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首28

2013-06-12 | 奈留島百人一首
  
 28. 山里は 冬ぞ淋しさ まさりける
           人めも草も かれぬと思へば

                  源宗千朝臣(ミナモトノムネユキアソン)(?~939)
 「山里はいつも淋しいが、冬になればなおのこと淋しさが身にしみる、訪れる人もなく草も枯れ果ててしまうと思うと、淋しいですねえ」
と詠う宗千は、第15番の作者光孝天皇の孫にあたり、36歌仙の一人ですが、あまり出世はしなかったようです。
  
 28. 奈留島は シケぞ淋しさ まさりける
            パンも新聞も かれぬと思へば

         は・ぞ淋しさ・まさりける・も・も・かれぬと思へば   21字 同じ
 海が荒れて定期船や貨物船が欠航すると、一日で店の棚から商品がなくなります。
特にパン売り場の棚は、このようにスケスケになることが多いですし、新聞が来ないのは淋しい限りです。
私は長崎新聞と土日の競馬の時だけ九スモ謔チていますが、長崎新聞には明日のテレビ欄もあってシケの時は便利です。
  
大型台風が近づいて来る予報があると、島の人々は痛い目にあった経験があるのか、早くから家の周りを片付け、窓や戸を塞いで万全の体制をとります。
したがって、風が強くなってから急いで屋根に上がってけがをしたりする、日本本土ではよく起こっているような事故は起こらず、台風中に外来患者が来たりすることもありません。

     返事 
花水木さん:ブログでも、基本的にはあたり障りの無い文にしようと思ってしまう、
     私も大雑把な奴と言われていますが、これでも同じく小心者です。
喜珍さん:腐りにくい水という噂は、
      昔の船乗りにとっては、大事なことだったんでしょうね。
コメント (1)
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