相ノ浦湾右岸の埋立海岸の港は、2つのまき網船団が使用していて、港の広場は網を干したりする場所で、いつも烏や鳶が群れています。
この広場の一角に、
第47番霊場田○千○子宅前広場(海岸側)のゴミ箱が、
漁師さんの働きを見守るようにありました。
奈留島繁栄の象徴でもあったまき網船団も、今は 順洋・大黒・恵比寿・喜久丸・満漁 の五つしか島内には残っていません。
ここは、この五つのうちの二つ 順洋と大黒 の母港になっています。
お勉強の時間:今まで外来に来た乗組員の人から聞いて学びました。
まき網船団の基本構成
*本船(網船) 1隻 網を積んでる
*灯船(ひぶね) 3隻 集魚灯を持ってる
*運搬船 1隻 高速艇
魚群探知機で魚群を見つけると、3隻の灯船が明かりを海中に灯して魚を集めます。
(満月である月夜間は海面が明るすぎて、灯船が本来の役目をなさないので、月夜間の間は休漁になる理屈がこれで判りますね)
この群れを囲むように、本船から網がグルッと円を描くように降ろされ、下方を絞りながら網が縮められます。
こうして網の中の魚群は、運搬船にすくい取られ、場合によっては(大漁時など)直接長崎の港まで運ばれるようです。
本船(網船)
灯船
運搬船