先ずは、若松島から。
奈留島から五島旅客船に乗って小一時間、波静かな若松瀬戸を通って、若松大橋の下をくぐると、若松の港です。
若松大橋は、若松島と中通島を繋ぐ、平成3年開通の500M程の、白い綺麗なトラスト橋です。
トラストが細く、かぼそく見えるのが優雅ですね。
港を降りて、どんどんどんどん奥地へ車を走らすと、漁生浦島・有福島・日島と橋や、ある場所では防波堤が橋代わりになって繫がっている島があります。
その一番奥 日島 に、
日島曲古墓群(ひのしままがりこぼぐん)と名前も何か荘厳な、鎌倉時代からずっと続いている、京都の鳥辺山より古いかもしれない墓群が、海を向いて立っています。
石の中には、近畿地方から運ばれたものもあるようです。
五輪塔も、石板の様な墓も、モアイのように綺麗に起こして並べて整備されているのが、良い様な悪い様な感じです。
この墓の向こうには、もう東シナ海しか有りません。