西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

連休中の活動、美術展、ドライブマイカー、個人稽古、会議、医療センター中期目標について

2022-02-14 23:18:24 | 日記

連休中はほぼ自宅、事務所にいましたが、土曜日は出かけました

宮崎県総合美術展が県立美術館であったからです

県立美術館は宮崎大学の広大な土地にできているので、美術館の西側に大きな公園があります

そこに行くのも目的でした

コロナ感染予防のため、皆で一緒に行うスポーツ等はある程度制限されていました

同じ市内の生徒は何とかできていたのですが(それも、ストップされました)、南空会には市外から稽古に来る子供たちもいます

その子たちは蔓延防止が始まる前から西都市で稽古ができなくなっていました

結構長い間一緒に稽古ができないので、可哀そうになっていました(自主稽古はするように伝えましたが)

それで土曜日美術館西側のでっかい公園で形のチェックをしたのです

私服でマスクをしっかりして、形をやってもらいました

二人でしたが、久しぶりに稽古を見てもらえるのが、うれしそうでした

いくつかチェックをして、まだまだ続く自宅稽古での注意点を指導させてもらいました

短い時間でしたが、有意義でした

その後美術館に行って、皆さんの作品を鑑賞しました

西都からも多くの方が入選入賞していました

さて、時計を見たら午後1時、今日は夕方まで差し迫った予定は無いのでキネマ館に行きました

キネマ館では今話題になっているドライブマイカーを再度上映しています

実はすでに見ているのですが、もう一度じっくり見たかったのです

改めてみると、一度目では気づかなかったこと(スルーしていた事)をいくつも発見し

映画を再評価することになりました、やはり名作ですね

今回は特に劇中劇の稽古の本読みの事や音さんがカセットに吹き込んだ、「ワーニャおじさん」のセリフの調子に惹かれました

まだ見ていない方は是非映画館で見てください、村上春樹さんの小説の雰囲気をとても大切にしながら、映画という違う芸術で新たな命を吹き込んだ「ドライブマイカー」でした

会議は最近WEB会議が増えてきました、日曜日も事務所のパソコンの前で九州地区(全日本空手道松涛館)の会議を行いました

他にもいろいろ行った連休(休みじゃないけど)でした

今日はいつものように交通安全挨拶運動から始まり、宮崎で業務、それから調査で県庁、まとめ、報告といつもの日常です(夜の稽古がないのが寂しい)

さてFbに独立行政法人西都児湯医療センターの前理事長長田先生のHPを紹介したらえらい人気でした

現場を熟知している先生の救急医療の話だからだと思います(まだ見ていない方是非見てください

沢山の内容の中から今日は一つ紹介させていただきます、それは今注目を浴びている市が提出する目標と、それを踏まえてセンターが策定する計画についてです

これは年末議会の一部の議員(残念ながら多数派)が市が定めた目標に対し訂正を求めた事でごたごたしています

市民の皆さんにはわかりずらいと思うので、長田先生が書かれた中期目標と中期計画について転記します

それでは(赤字は私がしました、キーワードだと私が思ったところです)

 

中期目標と中期計画(理解しづらいです)

西都市が平成28年4月に、センターを地独の病院にしたため、地独の法律に基づいて病院の目標と、それを実行する計画をきめなければなりませんでした。
目標はセンターでなく西都市が決め、目標を実行する計画はセンターが決めます。なんとなく、病院の経営の目標などは、病院が決めるべきと思いますが、違います。県立病院なども行政機関が、いろいろと病院側に注文をつけます。


たとえば、宮崎県の考えでは、県立日南病院の集中治療室は、二次救急医療の治療室という位置づけでした。私が管理・運営していたため、三次医療が可能なため、三次救急という目標にしてはどうかと相談しましたが、だめでした。
医療者側に相談があってもいいと思いますが、目標というものはおおまかなもので、行政レベルで相談して差し支えないとおもっているのでしょうか。また、公立・公的病院は、行政管轄の病院のため、政策医療という名目で、住民に対して、やらねばならない医療を考えているのでしょう。


話をもどすと、西都市の中期目標は、「緊急性の高い脳疾患や地域に不足している内科疾患における二次救急医療の提供」という内容です。さらに、追加すると医療センターがこの中期目標に基づき、地方独立行政法人としての強みを最大 限に発揮し、公的病院としての役割を果たすとともに、西都児湯二次医療圏の中核的病院として、また、地域災害拠点病院として、地域の医療機関及び市と緊密 に連携し、地域医療の水準の更なる向上を図り、あわせて経営の効率化等に積極 的に取り組み、地域住民の健康の維持及び安全安心の確保に寄与することを求 め、ここに中期目標を定める。と条文化されています。


なんとなく、この目標は理解できそうですが、次に、計画です。センターで何ができるかです。救急医療に特化した医療技術を持った医師を集め、困った患者をたくさん入院させ、元気になって、早く退院させることです。特に、脳疾患と内科の緊急を要する呼吸器・消化器疾患と整形外科で手術が必要な疾患が対象です。
何人の医師を集めるかを決めるのも、西都市が考えていましたが、さすがに、大変です。
また、この目標を理解し、頑張れる医師が集まるかというと、なかなかです。特に、クリニックという個人経営の医療を目指す医師が多いなか、ガッツな医師は少ないでしょう。漫然としていてもだめなので、この目的で働くという医師を見つけることです。私の感触では、少人数ですが、居ます
一方、この目的を理解できない指導者つまり理事長を、西都市としては解任するという手段にでることは、当然のように思います。行政としての医療ができないからです。

では、多くの医師が集まる病院にしたらいいという意見があると思います。簡単な消化器外科手術、軽症の内科疾患を診る、皮膚科、耳鼻科、透析などなどです。これらの医療は、西都児湯のクリニック、病院が行っている医療と思います。これをやると、民業、つまり、民間病院の医療を圧迫することになります。地独の精神に反します。あくまでも、民業ではできない領域を、税金で支えられた公的医療機関が肩代わりするのです。


次に、中期目標と中期計画について議論する評価委員会です。下の図を見てください。明石の病院のものです。具体的には、西都市のホームページで、評価委員会が何をやっているかがわかると思います。つまり、目標に応じた計画を達成できたかを5段階の評点で評価します。この評価法は、西都市が作ったもので、全国共通ではありません。
今回、令和2年度の決算で、1.9億もの大赤字を出したにもかかわらず、全体の平均の評点は3点でした。自分たちが、毎年黒字経営でやりくりし、4年間で3億5000万円を貯金して、評点は同じく3点でした。西都市も、これほどの赤字が出るとは、予想していなかったので、評価法の盲点でした。本来なら、評点は1~2点です

 


下に明石市立市民病院の地独の仕組みを載せました。この中に、中期目標が達成できない場合、理事長は解任されることもありますと明記されています。

以上書かせていただきましたが実は長田先生のHpには絵図等で分かりやすくなっています、それを添付しようとしたのですが、PC苦手な私は出来ませんでした。是非長田先生の本文を読んでください

http://medicalanime.jp/sumaho/index.html?fbclid=IwAR3b0z7j7id4roDnk-npGwYIhD3dkzZSYb6G-DlCqtGgWV7acV_PrOgRJrA

今回の事でなにが言いたいかというのは、最近の議会の行動です、議会は市が出した目標通りに、センターは計画をたてて、実行するかを見るのが役割です

そしてその目標にあえて何か物申すのであれば、それはその市が出した目標が市民の希望、要望や未来の西都市の姿反していた場合だと私は思います

決してセンターがやりやすいようにと、目標を下げる事ではありません(市民の願いを議会は重きを置いていないことになります)

 

コメント
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