付託案件の審査一日目でした。
本日は学校教育課・生活環境課・社会教育課・教育総務課・スポーツ振興課が所管する議案を審査しました。
説明の中でスクールアシスタント(以下アシスタント)とスクールカウンセラー(以下カウンセラー)の事が出ました。県補助額がアシスタントに関して、減額となりました。
委員会でも熱い議論がなされました。市としてはアシスタントの必要性を県に訴えたい、また市(単独で)として配置していきたいという考えが示されました。
カウンセラーについては文科省がいじめに対して積極的な取り組みを始めた今、いじめ対策としてカウンセラーを各校に配置する予定であるとしめ示されました。
いじめに関して西都市内の学校の取り組みは迅速化しています。今日ある保護者から「自分の子どもがいじめを受けていると感じて、先生に相談したら相手側に話しに行ってくれて、速やかな解決を見た」と言っていました。先生方には頑張って欲しいです(大変だろけど)
また暴力団排除条例の条文が増えた事による変更は、議員から詳しい説明を求める声がありました(何がどのように変わって、どう影響を受けるか)。
また市史編纂作業状況も確認できました(頑張れ)
このように委員会は進んでいきます。
明日も委員会です。
さて、今日朝日新聞を読んでいると「ここに注目 総選挙」という記事が目にとまりました。
インタビューを受けているのは元衆院議長の河野洋平さんです。一昨年河野さんの講演を大分で聞いたことがあり、良い考えをお持ちだなと敬意を抱いていました。
今日の記事は、私が懸念していることと同じ内容だったので(12/5.6のブログに書いた懸念の事です)、書き写してみます。(くどいようですが)
ー最近の政治をどう見ていますか。
「9月の自民党総裁選から今回の選挙戦をみて、タカ派の人の元気がいいですね。右傾化の傾向は歴然としていると思う。最近は欧米メディアが日本の右傾化に非常に関心を持っているが、必ずしも今の日本人の気持ちとは一致していないと思う」
ーなぜ右傾化が進んでいるのでしょうか。
「東西冷戦が終わり、共産党や社民党など左派の主張の根拠が弱くなり、保守が左派を気にせずに自由に物を言う傾向が強まった。民主党政権でも武器輸出三原則を緩和し、集団的自衛権の行使検討を主張する人もいる。政権与党と野党第一党が同じ方向を向き、右傾化まで先陣争い。昔の社会党と違い、チェック機能が働かなくなっている」
ー自民党の安部晋三総裁総裁は改憲や従軍慰安婦問題で謝罪・反省した河野談話見直しを主張しています・
「自民党は立党精神に「自主憲法」を掲げながらも非常に抑制的だった。保守の定義はあいまいだが、穏健で歴史を大事にして問題解決するのが保守の手法。戦後の日本を全部否定するのは、保守ではない。内向きで、安っぽい民族主義を駆り立てる発言が国際的に通用するのか、大変心配しています」
「かつての自民党は右の人もいれば、左の人もいて、社会主義的な福祉政策もとってきたし、アジア政策も対米政策も慎重にやってきた。私は新自由クラブから自民党に復党したとき、中曽根康弘首相から「これでレフトウイングが広がった」といわれたものだ。民主党や日本維新の会が「保守」を標榜すると、自民党も右へ右へとなる」
ー民主党政権の誕生や多党化が原因ですか。
「小選挙区制度にも原因がある。かつては自民党議員の3割はハト派だった。自民党で3割で国会全体では社会党や公明党を足せば約5割がハト派。それが日本政治のバランスをとってきた。3割では小選挙区で自民党の候補にもなりにくく、他の革新政党も伸び悩む」
ーでは、小選挙区制の導入で細川首相に協力したのはなぜですか。
「正直こうなるとは想定していなかった。当時、派閥のない政党、党組織を重視する政治に変わるという指摘は、かなりくすぐられた。政治にカネがかからなくなると思っていたが、あの時の選挙制度改革が正しかったかどうかは疑問だ」
ー今後、日本の政治はどうなると思いますか。
「このまま右へ右へといけばリベラル勢力が絶滅しかねない。崖から落ちれば、有権者も気づくかもしれないが、その時は引き返せなくなるという危惧を持っており、右傾化への歯止めが必要だ。選挙後には、政界再編があるかもしれない。信頼がなくなりつつある政党よりも、きちんと主張を曲げず真面目に目標に向かって歩く人物を選ぶべきでしょう」
河野洋平さんが今の状況を危惧している気持ちが良く表れています。
さて空手の稽古ですが、宮崎では珍しい位寒い中、子ども達は元気にやっています。昨日は特別クラスを行い初心者を二時間ほどみました。じっくりと教えると子ども達はすっと成長しますね。私にド叱られて、涙を流した子どももいました。
なぜ叱ったか、子ども達がわかるようにする事に注意しながら、これからもド叱っていきたいと思う今日この頃なのです。
流した汗と涙のぶんだけ成長するんだよ!