西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

空手の話・・・会長からの私信

2012-11-06 22:25:20 | 日記

オリンピックを視野に入れて、空手の審判の形が来年度だいぶん変わるという話は何度過去のブログでしています。

日本では来年度からですが、世界は今年度からすでに変わっています。世界大会も新ルールで行われますし、今年度のアジア大会も新ルールでした。

その新しいルールに関して私の所属している国際空手道松濤会神原会長より私信をいただきました。許可を得たのでここに転記します。

橋口さん

 お疲れさまです。

本来なら自分の「ブログを開設」して語らなければいけない内容のものを私はあえてFACEBOOKに載せています。

最近のものを以下、お送りします。

1. 組手5人制審判の主審を実際に体験して、3名の副審を視野に入れるには主審の位置取りは安全域で、かつ1名の副審の近くがベストであると考えていました。そこのところを確認するため、チャンプの「アジア選手権」DVDを購入し、昨晩それを見ました。主審のポジショニングは私の想像通りでした。形試合も準決勝戦から収録されてましたが、審判は最悪ですネ~~~形の勉強してんの~~~のレベルです。
組手に関しては外国選手は「上段蹴り1本技」「投げからの1本技」をかなり研究しています。
日本選手が突きで1ポイントをとっても、「蹴り・投げ」で3ポイントを直ぐに取り返してきます。WKFに合わせた対応策が急務と実感しました。
月井先生=WKF大会のレポートを楽しみにしております。

2.昨日は形と女子個人組手を見。今日は男子個人組手と男女の団体組手を見ました。その印象です
1.審判員
 1)組手に関しては「良く見ている」
 2)C1の反則が極めて少ない(選手がうまく技をコントロールしている)必ず残心を取っているので、返しの反撃をもらわない。
 3)C2特に「つかみ」を早めにとる
 4)形は勉強不足だと思われる。
2.選手の技
 1)「刻み突き」は出会いのカウンターでしか使わない。攻撃の「刻み」は取ってくれない。よって上段・中段とも逆突きを多用している。
 2)上段蹴りは「回し蹴り」より「裏回し蹴り(サソリ蹴り気味を含む)を多用している。「回しに合わせた裏回し」「裏回しに合わせた回し」など
  3)「中段突き」はストロングになっており「ポイント」になりずらい、よって突きは「上段狙い」
  4)1本技の投げを多用している(突き技・蹴り技から、うまく繋いでいる)

以上。感じたまま~~再度、DVDで確認しますが、ルールに則って試合は成り立つのであるから近大の木島監督がJKfan今月号で語っておら 

れることを実践しなければ、日本チームに今後、勝機は訪れないでしょう~~以上のことが気にかかったのでスペイン「エヘア選手のセミナー」DVDも取り寄せまました。まだ見ていませんがYOU TUBEで見た限り、ブロックから連続技(蹴り)ー崩しだったと記憶しています。またコメントいたします。

橋口さん。その後

エへアのDVDを見ましたが、コメントの通りで、彼は残心(気持ちの問題ではなく、相手との位置関係です)をとても重要視しています。

                                                            神原祐司

とても参考になりました、有り難うございます。

西都モノクロームphoto

コメント
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