2.38事件総括③犯罪を生む土壌 2008年12月13日投稿
今回のようなハレンチな事件は、偶然生まれたのではないと思います。
この市には、このような犯罪が起こりうる土壌があります。
前に何度も記しています。
このまちの社会正義を蔑(ないがし)ろにする風潮を。
数年前、50代の男を職員として採用しました。
道内の月刊誌に"公然のタブー"と揶揄(やゆ)された出来事です。
市では、財政難から新規職員の採用を避けていました。
そして、早期退職者を募っている、その矢先です。
議会で、あまり元気のある質問でなかったけど一応「この採用はヘンだよ」って、意見が出ました。
市長は「他に代え難き貴重な人材なのだ。(文句ある?)」と嘯(うそぶ)きました。
これは職員も多くの市民もよく知っていることなんです。
ごろつきの圧力に屈してしまっていることを。
特に職員間には、無力感が強まりました。
社会正義を率先して守っていかなければならない、地方自治体がこの体たらくです。
トップがそんな姿勢なら、職員一人が抵抗しても勝ち目はありません。
ごろつきの言いなりになる、このことはこんなところから生じています。
何人ものごろつきが職場に出入りします。
そして、職員の多くは彼らにへりくだった態度を示すのです。
そんな先輩職員を見ている若い職員は、それが当たり前だと思うようになるのです。
それでいいのだと感じるようになるのです。
そんなのが何年も続くと、職場全体が法を犯さない限りごろつきの言う事を聞くものだと錯覚してしまったのです。
発覚当初、「書類的・手続き的には問題がない」と、市長も、福祉事務所所長も述べていました。
まさしく問題はここなんです。
書類的・手続き的に問題がないことを免罪符にごろつきに便宜を図る、便宜を図りたくてしょうがない・・・そんな状況に見えます。
今回の事件のカタクラも、もう少し上手に立ち回ったら、市職員として採用されたかもしれません。
「他に代え難き貴重な人材」として。
・・・
事件総括を終えます。
変化が生じましたらまた記したいと思いますが、このままだと当局の思いのまま進むように感じます。
大変残念に思います。