ボクが職場で出会った理不尽な出来事⑥で、市街地再開発のことはお終い、と記しましたがグルメを堪能しているときに記し残したことを思い出したものだから、続きを記します。
駅前再開発のことです。
ずっと昔の30年も40年も前のことです。
駅前再開発区域内で事業に反対し、裁判を起こしたりして抵抗してる人がいました。
民間の組合施行だったにもかかわらず実質的な事業主体にしゃしゃり出た滝川市は、抵抗している人の縁者が経営しているコンクリート会社の製品を使わないよう、仕向けたのです。
もちろん、市長名でそんなお達(たっ)しを出したのではありません。
当時の市助役が建設協会を通し、市発注工事にこのコンクリート会社の生コンやコンクリート二次製品の使用を控えるよう、圧力をかけたのです。
この犯罪に当時の市長が関与していたのかは知りません。
また、再開発組合の幹部が逆上して市助役をけしかけたのかもしれません。
今では信じられないほどの犯罪ですが、当時は”公然の秘密”として誰もが知っていることでした。
事情を説明しましょう。
駅前再開発は、都市再開発法という名の法律に基づいて行われます。
都市再開発法とか土地区画整理法とかはかなり強引な法律で、個人の財産権を認めないことができるほどなのです。
ときどき、これは憲法が保障する財産権の侵害に当たる法律ではないか?と違憲裁判が起こされていました。
さて、滝川市の駅前再開発事業も同様で、事業区域が都市計画決定されたんだけど、当然 指定された区域内には反対者がいたのです。
反対者にはどういうわけか、当事者の組合では無く、多くは市が説得をしたのです。
市の説得が実り、1件を残し他は同意に応じました。
多少の不同意者がいても事業を進められるのが市街地再開発事業です。
不同意者所有の建物を取り壊しその上にビルを建て、不同意所有者に持分に添った換地(床)をビル内に設定することが可能なんです。
でもその不同意者は頑迷でした。
自分は自身の所有するこの土地で商売し続けたいのに、何が悲しくてそんなビルの一角に押し入れられなくてはならないのだ!と訴訟を連発します。
そんな矢先の助役の圧力です。
不買運動?の被害にあったコンクリート会社です。
滝川市随一のコンクリート会社です。
他にコンクリート会社はありましたが、当該社はガリバー的な存在でした。
市発注工事の受注者も被害者です。
工事に要する資材の購入先の選択肢が狭められるのです。
選択肢の狭まった製品の購入は、結局高いものを買わされる羽目に陥るのです。
でもどこも表立っての抗議などしません。
工事の発注者は彼らにとって”神様”なのです。
当該コンクリート会社経営者と駅前再開発不同意者は、血縁関係にはありましたが別人格です。
お門違いの圧力に感じますが、当該コンクリート会社経営者からの説得を期待したのでしょうか?、それとも”坊主憎けりゃ~袈裟(ケサ)まで憎かったのでしょうか?、とんでもない言いがかりです。
ちょうどその真っ最中、当該コンクリート会社経営者が市役所建設部に来たのです。
特定の職員に会いに来たのではなく、たまたまカウンターの下の棚にある資料を探していたボクに声をかけてきたのです。
続きます。
駅前再開発のことです。
ずっと昔の30年も40年も前のことです。
駅前再開発区域内で事業に反対し、裁判を起こしたりして抵抗してる人がいました。
民間の組合施行だったにもかかわらず実質的な事業主体にしゃしゃり出た滝川市は、抵抗している人の縁者が経営しているコンクリート会社の製品を使わないよう、仕向けたのです。
もちろん、市長名でそんなお達(たっ)しを出したのではありません。
当時の市助役が建設協会を通し、市発注工事にこのコンクリート会社の生コンやコンクリート二次製品の使用を控えるよう、圧力をかけたのです。
この犯罪に当時の市長が関与していたのかは知りません。
また、再開発組合の幹部が逆上して市助役をけしかけたのかもしれません。
今では信じられないほどの犯罪ですが、当時は”公然の秘密”として誰もが知っていることでした。
事情を説明しましょう。
駅前再開発は、都市再開発法という名の法律に基づいて行われます。
都市再開発法とか土地区画整理法とかはかなり強引な法律で、個人の財産権を認めないことができるほどなのです。
ときどき、これは憲法が保障する財産権の侵害に当たる法律ではないか?と違憲裁判が起こされていました。
さて、滝川市の駅前再開発事業も同様で、事業区域が都市計画決定されたんだけど、当然 指定された区域内には反対者がいたのです。
反対者にはどういうわけか、当事者の組合では無く、多くは市が説得をしたのです。
市の説得が実り、1件を残し他は同意に応じました。
多少の不同意者がいても事業を進められるのが市街地再開発事業です。
不同意者所有の建物を取り壊しその上にビルを建て、不同意所有者に持分に添った換地(床)をビル内に設定することが可能なんです。
でもその不同意者は頑迷でした。
自分は自身の所有するこの土地で商売し続けたいのに、何が悲しくてそんなビルの一角に押し入れられなくてはならないのだ!と訴訟を連発します。
そんな矢先の助役の圧力です。
不買運動?の被害にあったコンクリート会社です。
滝川市随一のコンクリート会社です。
他にコンクリート会社はありましたが、当該社はガリバー的な存在でした。
市発注工事の受注者も被害者です。
工事に要する資材の購入先の選択肢が狭められるのです。
選択肢の狭まった製品の購入は、結局高いものを買わされる羽目に陥るのです。
でもどこも表立っての抗議などしません。
工事の発注者は彼らにとって”神様”なのです。
当該コンクリート会社経営者と駅前再開発不同意者は、血縁関係にはありましたが別人格です。
お門違いの圧力に感じますが、当該コンクリート会社経営者からの説得を期待したのでしょうか?、それとも”坊主憎けりゃ~袈裟(ケサ)まで憎かったのでしょうか?、とんでもない言いがかりです。
ちょうどその真っ最中、当該コンクリート会社経営者が市役所建設部に来たのです。
特定の職員に会いに来たのではなく、たまたまカウンターの下の棚にある資料を探していたボクに声をかけてきたのです。
続きます。