＃660 選挙運動余話②

選挙運動用葉書は2,000枚出すことが認められていて、その送料は公費負担です。
ボクのように基盤が無いのは、そんなにたくさん送付する相手がいません。
ですから、無作為に電話帳から選んだ人への送付が大半です。
でもボクのように初挑戦で支持基盤の無いものにとって、唯一思いを伝えられる手段なのです。

市長選などで認められているビラの配布は、市議選ではだめなのです。
今の制度でいったい、どのように思いを伝えることが出来るのかと思い悩みます。
ハガキ1枚ではとても伝え切れません。

ビラを世帯数ほど配布してもいいようにしてもらいたいものです。（このマチだと2万枚ですかね）
ハガキが必要な候補者もいるのでしょうから、2千枚はそのままにするのがいいでしょう。
そしてハガキとビラの公費負担を限度10万円とします。（この類はもっと公費負担を増やすのがいいのかもしれません。)
ボクはハガキなんて100枚もあれば足りますので、残りをビラの印刷に当てることが出来ます。

どうもこの選挙葉書、郵便局と結託しているようで気味が悪いのです。
宅配業者に頼めるなら1枚30円程度で済むと思います。
何せ市内のみで、枚数が2千枚ですからとっても楽に配れるはずです。
年賀状がいい例です。
宅配業者は1枚30円から40円で配達できると言います。全国に配ったとしてもです。
郵便局が抵抗するため、信書は郵便局の独占のままです。

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公選法の最も遅れていると思うのは、まだ読み書きが出来ない人が多かった時代に合わせて、直接声で訴えることを重視していることです。
個人演説会、街頭演説、幕間演説など多くの演説が認められています。(明治維新時みたいです。)
ボクは、声を出しての選挙活動を重視するあまり、本当に訴えたいことが皆に伝わらないのではないかと思っています。
本当に伝えたいことは、やはり文書が一番です。
文書は残るためうそを書けませんので、あとで検証も可能です。

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選挙後、結果はどうあれ支持者にお礼の手紙(葉書)を届けたく思いますが、これが自筆ならいいけど印刷されたものは違反です。
これも大時代な法律です。
印刷屋さんが鉛の活字を拾って印刷をしていた頃の名残でしょう。
いまや、メモを取るのさえワープロを使う時代です。
そして、各々に違った文面にすることも容易です。
年賀状は、相手から届いた後、その相手に自筆のものを出すだけが認められるという異常さです。
これでは義理を欠いてしまって申し訳ないのでは？と、義理などに無関心なボクでも心配してしまいます。