ボクはその場で、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、なおかつ市長の座を辞さなければ職員の理解を得られない、とも言いました。
その理由は、前号で記したとおり、騙(だま)されたのではなく脅されてお金を垂れ流し続けた背任の責任を取るためです。
でも説明会でボクは、このことに多くは触れていません。
説明会でボクの話ばかりが長くなってしまっては申し訳がありませんので、そのあたりは割愛しました。
・・・
説明会でボクが発言した、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し職を辞さなければならない理由です。
事件発覚直後、市長は職員を集め“訓示”と称し説教をコキました。
「このような事件は職員全体の意識に問題があるからだ」
事件を生んだ責任は、職員全体にあるのだ!と言っているのです。
責任転嫁です。
田村弘市長の無節操で理不尽な“訓示”は続くのです。
取巻きの一部から「“訓示”は職員に対し刺激が強すぎるから表現を変えたほうがいい。」との進言があったにも拘(かかわ)らず、市長は「“訓示”なのだ!」と言い張りました。
かなり異常な反応です。
2度の訓示に職員はあきれ返り、怒りを持ちました。
しかし市長はその2度目の“訓示”で「被害金の穴埋めは関係者で行う」と明言しました。
職員の多くは「穴埋めを全額関係者で行うのなら、(市長に好き勝手を)言わせておけばいい」と思うようになったのだと思います。(職員の反応も少し情けなさを感じます)
市長への反感の声は、潜在化したのです。
でも、市長の言は大ウソでした。
国から補助金全額返還を求められたとたん、前言を翻(ひるがえ)し職員に負担を求める、と言い出したのです。
職員の多くは怒りました。
今まで職員を散々バカにしておいて、今になって謝罪と懇請を行うなんてムシがよすぎる、田村弘は恥を知らないのか!って。
このような経過からボクは、市長は全財産を被害金の穴埋めに提供し、市長の職を辞さなければならない、との結論に至ったのです。
そして3回目の職員への説明会で、ボクはその旨を述べたのでした。
続きます。