アナーキー小池の反体制日記

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#2145 記し継ぐべきこと ④ 恐喝事件住民訴訟判決を反故に(中)

2016年11月30日 | マチの事件簿
住民訴訟確定判決を反故(ほご)にした件などには、市職員労働組合が深く係わっています。
職員の給与を補填(ほてん)にまわすこと、関係者への損害賠償が確定したにもかかわらず判決を無きものにしてしまうこと、などにです。
判決が確定した損害賠償を、求めないとする本議会における労組出身議員の活躍ぶりは特筆に値するものでした。
平成26年6月3日”#1468ご当局のお犬”は、議会議事録を読んでいないときに記しましたが、議事録を読んでの忠犬ぶりは忠犬ハチ公に勝るとも劣りません。
その忠犬ハチ公に加え、忠犬ハチ子改めハチ代まで登場し活躍するのですから、ご当局はご満悦です。

ボクはこのシリーズで、損害賠償の責を負わされた元職員を悪者にしています。
元職員の3人にはなんら恨みなどあるわけではありません。
3人のうち2人は机を並べて仕事をしたことがあるくらい、親しみを持っています。
もう1人も、たいそう優秀で、人柄も悪くないことを知っています。
しかし3人ともこの事件について、本当のことを述べていません。
当時の市長・副市長に、事件当初に報告なり相談をしているのに、そのことは口をつぐんでいるのです。
「ほう・れん・そう」とバカの一つ覚えのように職場の是にしている組織が、事件発生から1年以上、それも警察に相談するまで市長に報告・連絡・相談をしていなかったなんて、誰も信用してません。
高裁判決文にも、これだけ長く事件を市長に知らせないなんて大問題だが、本件に係わりがないので処罰はできない、と皮肉たっぷりに記されているのです。
裁判官は暗に”早期に市長に伝わっていることは自明なのに関係者のだぁ~れも白状しないのは異様だ”といっています。

大きな力が働いて、今回の権利放棄までの絵が出来上がっていたように感じます。
大きな絵に乗って、ことが進むことってあるんです。(大きいけどお粗末な絵でした)
そんなお粗末な絵に、議会が乗っちゃ~いけないのです。
このような当局の悪だくみを正すのが、議会の役割というものです。
こんなことをする議会なら、議会なんて無いほうがいいとボクは思います。
議会が無かったなら、今回のように判決を覆す決定などできなかったのです。
議会制民主義は往々にして、民意と離れた決定をします。
やはり直接民主制が一番です。

もう一点だけ記します。
ずっと昔に、恐喝事件損害金を職員が負担することについての説明会がありました。
市職員に対する最後の説明会だと思います。
ボクは「住民訴訟で損害賠償が一定額以上で確定した場合、どのような手続きで職員が負担した分が還付されるのか?」と聞きました。
当局の回答は「市が重大な過失・瑕疵(かし)を犯しているわけが無いので、そのような想定はしていない!」だって。
その無定見さに呆れてしまいました。
もう笑うしかありません。

長くなってしまいました。
1億3千5百万円の債権の放棄を決めた、市と市議会の太っ腹に感動しつつ、思いを記しました。
次回は”恐喝事件住民訴訟判決を反故にシリーズ"最後ですが、裁判で確定したことをひっくり返した市議会に対し、ボクが栄誉を賞し顕彰碑を建立します。
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