アナーキー小池の反体制日記

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#792 北電やらせシンポ

2011年09月02日 | 国内の話題
北電泊原発3号機プルサーマル計画におけるシンポジウムの際の、北電による"やらせ"が問題になっています。
道内の報道で大問題として扱われていますが、少なくとも北電とか国とか地方自治体にとっては当たり前の話です。
原発の立地自体が大変危険を伴っていることは自明の事実ですし、燃料をウランからプルトニウムを含むMOXに変える事がより危険なことは明白です。
この明白な事実を差し置いて"絶対安全"だからとプルサーマル化を進めなければならないのですから、公聴会で"やらせ"でもしなければ表向きの体裁が整いません。

他にも自然保護や環境保全など、行政が関わる公聴会に"やらせ"が横行しています。(勿論、保護や保全に後ろ向きな立場からです。)
行政の担当者は反対者がいる場合、必ず賛成の意見を述べる人を探して参加を要請します。
また、参加者が反対者だけに偏らないよう、組織の人間を動員します。

何年か前、この市で起きた2億4千万円生活保護費恐喝事件の住民説明会でも多くの市職員が”さくら”として動員?されましたし、ボクが係わった仕事でも賛成意見を述べるよう働きかけた事があります。

担当者はまず、会場をそれなりに埋めなければならないと考えますし、反対意見ばっかりだったら行政の目論見が外れてしまうと心配してしまうのです。
そして、このような公聴会は放っておくと賛成する人はいるんだけど、それらの人達は参加しないものだということを知っているのです。
行政に係わる人は大抵このような経験をしています。
ですから、今回の北電の"やらせ"事件にも驚かないのです。

"やらせ"は必要悪的に捉える人が多いのですが、やはりいけない行為です。
市民の側に立って考えたら、とても許されることではありません。

北電は以前にもやらせで問題になっているんだけど、さっぱり懲りていません。
北電を懲りさせるには北電に痛みを伴う罰を与えなければなりません。
その痛みの具合を見て行政もようやく、改善を検討するでしょう。
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