足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

有事に反応するビットコイン

2017-09-04 09:05:44 | 投資戦略
北朝鮮の核実験が世界に波紋を投げた。
北朝鮮にとって貿易相手国としては11番目の国だが、もつととも量的に関係の深いのは中国である。
北朝鮮にとって最大の貿易相手国は中国で、中国の行動が大きな影響力をもつ。
目下、中国は米国にとっては最大の貿易相手国であり、その行動が米国経済にも間接的に影響を与える。
ほかに北朝鮮は仏、メキシコ、チリとも関係があり、通商がストップすれば、北朝鮮の経済とおなじように、これらの国々にも悪影響を及ぼす。
それだけに間接的には日本経済への影響度も無視はできない。

これまでとトランプ大統領は、難問が発生した場合には短期間で解決するために行動を起こしてきたが、北朝鮮の場合にはその影響度を的確に読むことが不可能で、強引な圧力をかけると世界経済に悪影響を及ぼすだけに、安易な行動を起こすことができない。
このような問題の渦中に韓国、日本が置かれているだけに、解決の糸口がなかなか見出せないでいる。
世界の相場をみていると、紛争に反応したのは最近、本欄でも取り上げているビットコインである。小幅だが上昇した。日本円と同じような反応で有事に強いことを証明した。