足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

モルガン・スタンレーは円相場130円を予想

2016-12-20 06:14:56 | 投資戦略
NY株はダウ平均2万ドル台への挑戦を前に地固め。
銀行、保険、コンピュータ、通信、ハイテクのほか中小型株のラッセル指数が上昇した。トランプ相場の人気は崩れない。ダウ平均をリードしたのはアップル、マイクロソフト、インテル、シスコ、GE,ディズニー、ベライゾン、ウォールマートなど米国を代表する銘柄である。
米連銀イエレン議長は「現在の雇用市場はここ10年間ではもっとも好調な状況」と講演会で語った。これまでの金融市場での緩和政策が景気回復のエンジンに点火したあと、フル回転をはじめ米国経済の成長の潜在力が顕在化しはじめた。
S&P500はトランプ相場のおかげで11月以来、+6.1%になり、年初来では+13.8%と強気相場入りの条件を満たした。これから本格的なクリスマス・シーズン入りする。
相場の主導権をにぎる機関投資家やヘッジファンドは2016年の仕事を終え休暇に入るところが増えてきた。
だれも予想できなかったトランプ相場の勢いは一向に衰えることを知らず、出遅れた個人投資家の資金還流が続く。新大統領の減税、公共投資の拡大、規制緩和というきわめて分かりやすいテーマの政策運営だけに、投資家に発するメッセージは明快である。
目先の関心事は2万ドルに乗った後、相場の内容が変わるかどうかにある。今回の相場で出遅れたのは、ハイテク、ヘルスケアだが、ダウ採用銘柄の人気をみるとハイテクには火が点き、物色人気に広がりが出てきた。