足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は年末高を照準

2015-11-03 09:32:02 | 投資戦略
NY株は反騰した。
東京市場や上海株の不振を横目にみてわが道を往く。
相場を牽引したのはエネルギーとヘルスケアで8~9月相場の下落時の悪役であった。石油大手株が軒並み高でエネルギー関連株の指標が+2.4%、ナスダック・バイオテクノロジーETF(IBB)は+3.9%と市場平均を大きく上回った。相場の上昇のきっかけは企業業績の好調で事前の予想を上回った銘柄には買いが集中する。
夏相場の下落の要因になった中国、ユーロ圏の不安が減退してきたことで、年末相場への期待感が一段と高まった。

市場心理の好転の模様はCNNMoneyの「Fear&Greed」指数が73ポイント(100ポイントが楽観の上限)と1ヵ月前の20から急上昇していることが端的に物語っている。
テクニカル指標が揃って好転してきたうえに、ヘッジファンドが手持ち玉のポジションを大きく落としたし(相場の急落で整理を迫られた)、機関投資家も個人にも余力がある。

東京市場でもテクニカル面で押し目買いに魅力のある銘柄が出てきた。
25日移動平均との乖離率でみると本欄で注目してきたシマノ(7309)+0.57%、任天堂(7974)-10.5%、一休(2450)-10%と魅力が出てきた。また9月中間決算で回復が確認された日立(6501)+3.4%、ソニー(6758)+6.1%、パナソニック(6752)+6.4%にも注目したい。
ヘッジファンドのダン・ローブ(サードポイント)は大量投資したセブン&アイ(3382)+0.03%にも魅力がある。