足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

買いサイン銘柄が増える

2015-04-16 05:47:38 | 投資戦略
ウォール街では決算発表が続きく。アナリストの事前の予想が慎重であっただけに大きく売られる銘柄もなく、わずかでも予想を上回ると好感する。
悪材料は相場には織り込まれた。
発表が本格的に始まったのは大手金融株でJPモルガンは事前の見通しを上回り株価は反騰した。前日、発表したインテル(INTC)にも押し目買いがはいった。
エネルギー相場の落ち着きで関連株は堅調、相場のムードを明るくするのに役立ち始めた。短期的に大幅な調整局面を迎えていたバイオ関連などヘルケアのなかにも反転する銘柄が散見される。先にも書いたように来るべき相場の地固め進行中というのがウォール街での現在の印象である。
東京市場では2015年2月期の決算発表がほぼ終わった。この決算期には消費関連銘柄が集中するが、昨年の消費税上げの影響をはねのけサプライズ決算が散見される。普通なら消費関連が相場に大きく影響を与えることは少ないが、市場を海外に求め成長路線に乗り出した企業が出始め、われわれも異なった視点で株価の先行きをみるようになってきた。

日経新聞調べの「主要30業種の天気図」が日曜日の紙上に掲載されたた。ドラッグストア、外食、百貨店、スーパー、家電、精密機械、医薬、プラント造船、石油、電力、化学、マンション・住宅の天気図は悪い。しかし現在の相場ではこれらの業種から人気株が続出している。景気予想の指標として日経新聞が作成しているのだが、市場での人気株の動きを見ていると腑に落ちない点が多い。
相場はよい意味での転換点にきている。
投資銘柄の実践的な評価の作業をはじめたが注目株の80%は買いタイミングにきた。