NYダウは今月にはいって7日間連騰した。
東京市場は8日間の連騰。
ウォール街でも日本の復活が注目を集める。国内の個人投資家の間では今回の株高に乗れた向きと出遅れた向きと両極端になっている。個人センチメントが大きく好転したが、株高に乗り遅れた向きも多いのは意外である。
NYダウは史上最高値を記録したがS&P500も史上最高値まで6.29ポイントを残す。
今回の日本株高は一口で理由を表現するならアベノミクスだが、やはりNY株高の影響が最大の要因である。米国でも個人投資家のなかにはまだ待機資金を持ったまま迷っている向きも多いようだ。
昨日も書いたが任天堂(7974)が静かに大幅な連騰。メデァイアでも取り上げるところがあまり見られない。
「なぜ?」上がるかの理由が明確でないかからだ。
アップルと同じように21世紀はじめの10年間、東京市場での最大の立役者は任天堂であった。しかしアップルが切り開いたタブレットのモバイルの影響に直撃され任天堂は挫折した。
ウォール街ならもっと早く経営者に風当たりが出ているが、この点は両国で企業文化が異なる。
今回の株価上昇に継続性があれば背景にはなにか材料が存在しているはずである。
われわれは引き続き自動車、不動産、金融に注目を続けたい。
この中でも短期的に出遅れてきたのは三菱UFJ(8306),三井住友(8316)、みずほ(8411)、野村(8604)である。