足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

明るさが戻る・・・世界の株価

2011-10-07 07:37:37 | 株式

欧米の株式市場の雰囲気に変化が出てきた。

ユーロ圏での金融不安にやや落ち着きの兆しが出てきたからだ。

ここ2ヵ月間、S&P5001120~1220のレンジを続けてきたが今週初めには1099と支持線を割れた。一時は先行きに不安感が出たがギリシアの資金繰りのめどがついたことを好感して3日間の連騰になった。

ブルンバーグが12人のストラティジストの相場見通しを集計した。年末のS&P5001300という結果が出た。現在の水準から+11%である。

また過去の相場の経験則の調査で定評のあるBirinyiアソシェイツによると「1990年以降、今回のように2ヵ月間にわたって狭いレンジで株価が推移したあとは、株価は先行き3~6ヵ月間は75%の確率で上昇した」という。

このような話がウォール街で出てくるのもセンチメントの変化の兆しである。

目先の関門は今夜、米国での9月の雇用統計の数字である。

東京市場でも昨日はショートカバー(買い戻し)がきっかけになって売り込まれた銘柄が大幅高になった。ウォール街に一日先行した感じである。

先日、本欄でとりあげた自転車販売のチェーン店のあさひ(3333)の9月の既存店の売上が前年比でマイナスになり株価が売られた。9月は台風など天候が不順であったのが主因である。「購入を先延ばしにした需要は戻る」というのが会社の見方だ。

この株の評価には影響はない。