足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

史上最高値まであと何年かかる?

2006-01-03 17:20:00 | 株式

1989年に日経平均が38915円で大天井を打ったが、それ以来15年が経った。

資産バブル相場の崩壊の長い道のりであった。何人もの投資家から「もう自分の人生ではあの大天井を越える局面は経験できないのでは・・」とあきらめに似た声を聞いた。

昨年末は16111円で終わった。史上最高値を追い抜くのにはまだ2.4倍の上昇が必要。

「四半世紀以上がかかった。だが1954年11月24日、ダウ工業株平均の終値は、1929年9月3日につけた前回のピークをようやく上回った。この25年という期間は、株式市場が前回のピークを回復するまでの期間として、100年以上に及ぶダウの歴史上、後にも先にも例がない」(ジェレミー・シーゲ著・瑞穂のりこ訳「株式投資の未来・日経BP)。

この一文を読みながら頭にひらめいたのは東京市場のことだ。38915円を抜くのにウォール街のようにあと10年もかかるのか?

昨年来の勢いからすると数年先には実現できるのではないか。失われた14年を取り戻すのにあと数年あればという感じがする。年が改まると気分も、さらに前向きになるのは人間の本性だ。それに日本再生が実感できるようになったことを、市場参加者が共有し始めたことも強い。

ソフトバンク(9984)の人気をみてイー・トレード証券(8701)の1対3の株式分割の権利取りを考えよう。新春銘柄の一つ。


ヨーロッパではエネルギー株が上昇

2006-01-03 06:47:17 | 株式

2日からニューヨーク市場が始まると昨日は書いたが、月曜日(2日)は休みで初立会いは3日から。昨日の「トリトン・ブロッグ」でNY株が2日から始まる書いたのを訂正してお詫びいたします。

ドイツ、フランス、オランダの立会いは2日から始まった。市場は堅調。特にエネルギー関連株が上昇した。ロシアとウクライナの間でのエネルギー価格の話合いがこじれてる。現在、ヨーロッパの天然ガスはウクライナを縦断してヨーロッパにパイブで運ばれてる。ヨーロッパの天然ガスの4分の1はロシアからだ。今年も春からエネルギーが相場の材料になった。今夜のウォール街にどのように反映されるか。ちなみにウクライナは旧ソ連邦でもエネルギーはほとんんどロシアに依存し、鉄鋼などの工業製品を輸出している。8年前に訪ねたが、そのときは貧しい国であったが、最近は政情も安定化、復興の軌道に乗り始めた。

2日から立会いを始めたシンガポール、メキシコ、ロシアは上昇して始まった。