足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

グーグルが開く下克上の時代の再来

2005-10-21 19:18:29 | 株式
昨日はNY株が前日の上昇幅を帳消しにし、大幅安になったが、引け後の気配は決して悪くはなかった。
グーグル(GOOG)の好決算を好感して、株価が引け後の気配で暴騰した。10%も上昇し昨年8月の公開以来の新高値となった。売り上げが前年比で2倍、利益は7倍だ。たまたま本日、日本のヤフーが決算を発表したが9月中間期は売り上げ前年比+57%、経常利益は+33%だ。この数字自体、日本のネット株の中では注目される数字であるが、グーグルの前には存在感が薄い。
グーグルの株価は昨年8月以来3.5倍。この動きをみているとインターネットの世界では相変わらず、下克上の時代が続く。楽天、ライブドアが成長のためにはM&Aをして売り上げを増やすことを考えているが、グーグルや米ヤフーはインターネット技術の革新に力点を置く。昨日、本欄で書いたびる・ミラーがポートフォリオの中の第8位のポジションをとり運用資産の4%所有しているのはさすがである。年末にかけてウォール街では人気の流れは再びナスダックに向かいそうだ。
インドなどの新興国への投資もよいが、グーグルはの投資を考えてみようではないか。
この日の東京市場では新興市場が揃って上昇した。特に注目したいのは第1部市場の出来高が減っているのに対して、ジャスダック、マザーズは今月の最高水準になった。
来週は新しい動きが出る可能性が出てきた。