マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

上仁興ケイチン的打ち

2007年02月16日 09時41分45秒 | 天理市へ
勧請縄掛けを終えるといつの間にか外は吹雪。

本来、ケイチン的打ち行事は1月11日でしたが、行事運営の効率化のため元座講祭事に続けて行われています。

三本の竹で足場を組んだ中央には鬼と描かれた的が四社神社前に置かれます。

鬼的は裂いた竹で編み半紙を貼ったものでしたが数年前に畳み的に変化しています。

また、弓(サクラ木)矢(ススンボ)も手作りしてましたがいずれも行事の簡素化に伴い恒常的に使える道具にしたという。

ケイチン的打ちは一老が鬼的に向かい地区の安全を祈願するところから始まります。

そして天、地、東、西、南、北に向かって矢を放ち最後に鬼的目掛けて邪気を祓います。

このあと三人の若者が向かいあい酒を酌み交わし肴のサツマアゲを食べる「三顧の礼」が始まります。

終えると一人ずつ三本の矢を鬼的目掛けて射ります。

そして再び「三顧の礼」を交わします。

このケイチン的打ち行事は弓始式とも呼ばれるもので18歳になった若者を地区で祝う元服式でもあります。

若者の的打ちを終えると宮本六人衆、氏子らが次々と的打ちを行います。

(H19. 1. 7 Kiss Digtal N撮影)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。