マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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横田町の水口祭

2009年07月15日 09時11分20秒 | 大和郡山市へ
「御神霊」と墨書されている御幣は春の祭りと称して毎年2月4日に行われている大和郡山市横田町八幡神社の祈年祭でたばってきたもの。

それからの3ヶ月後は苗床にモミを撒いて苗代を作る。

昨日に家族総出で苗床作りを終えたOさんは翌日の早朝にその御幣を挿して水口祭りを行っている。

花を飾り春日大社の松苗も挿している。

今年も豊年になりますようにと婦人は祈る。

今年は6月13日に上池から水を流してもらって水張りをする。

それまでは田起こしをしておく。

三日ほど水を張ったらマンガで土ならしの水掻き。

土がしまってくる16日ころに田植えをする。

その後は雑草も伸びてくるのでカマで刈ってヘイカリ(高く伸びる雑草をヘイと呼んでいる)をする。

7月は和爾下神社で祇園さんの夏祭りに地蔵盆、9月は同神社の十二夜宮に八幡神社の秋祭り。

翌月の10月は実った稲の刈り取りだ。

そのころは豊かに実ったヒノヒカリが銀色に染まっているだろう。

(H21. 5. 6 Kiss Digtal N撮影)