マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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天体観望会

2007年03月08日 08時14分19秒 | 自然観察会
手作り天体望遠鏡を説明してくださった星くらぶM57の方々は大忙し。

休むことなく持ち込まれた本格的な大型天体望遠鏡の設置。

口径45cmの反射望遠鏡、30cmの反射望遠鏡、15cmの屈折望遠鏡、9cmの屈折望遠鏡、10cm反射望遠鏡、20cm屈折望遠鏡、加えて大型双眼鏡が2台。

天文愛好家のみなさんのすばらしい光学機器がずらりと校庭に並びます。

「キリンちゃん」の愛称で呼ばれる長ーい首が特徴の天体望遠鏡には待ち行列が伸びる。

携帯電話のデジカメで月のクレータを撮影したりして大喜び。

子どもらも作った手製天体望遠鏡で早速観察。

大きな月に焦点合わしてみるけど三脚に慣れてないせいかなかなか上手く定められない。

ピント合わせは筒を動かすことも知らずに操作していたんだな。

ピント合わせの説明をしてあげるとやっと現れた月。

クレータもクッキリ見えて月がこんなに綺麗に見えるなんて思ってもみなかったと感激している。

天気予報ではそろそろ雨が降りそうな雰囲気で雲が立ち込めてきた。

東の空に土星があるそうだが雲に遮られて位置が判らない。

一人の子どもが手製天体望遠鏡を探し出した。

聞けば視力2.0だそうで。

肉眼ではまったく見えない土星を見つけるなんてすごい子どもだ。

プロジェクターで映し出される宇宙、星団のお話を静かに聞く子どもら。

さすがに夜8時ともなれば冷え込みがきつくなってきた。

座って星座のお話し、風邪ひかなかったですか。

手作りしたり天体観望したり有意義な一日でした。

その数日後、悲しみの訃報が飛び込んだ。

少年自然の家での親子自然観察会からともに活動してきたてんねん♂さんが突然お亡くなりになったと。

次回2月4日の野遊びサポーター平城京跡の野鳥観察を楽しみにされていたてんねん♂さん。

あまりにも突然のことでご連絡をいただいてからは何もする気がおこらなくて。

てんねんさん♂の観察もようがないかなぁーてっ、映像ずーっと探してた。

仕事を早めに切り上げてお通夜前に訪問。

悲しくて悲しくてボロボロ落ちる涙。

観望会のときもこれからゆっくりと子どもらと一緒に楽しんでいくっておっしゃってたのが信じられない。

教えてもらうことまだまだあったのに。

この記事を書いている今でも涙がこぼれてくる。

てんねん♀さん、元気だしてやー。

この場をかりて謹んでご冥福をお祈りします。合掌

(H19. 1.27 Kiss Digtal N撮影)