マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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檜原神社正言祭

2007年02月17日 07時40分14秒 | 桜井市へ
正月二日の日に二日正言祭が行われた箸中国津神社。

早朝から同神社の主分講十人衆が集まってくる。

しばらく歓談したあと大当家と小当家は主分講の衣装に着替えると一行は神饌をクルマに積み込んで檜原神社に向かいます。

箸中地区では神道の主分講と仏教の講の敬神講が組織されており、檜原神社には既に敬神講の方々が集まっています。

昔は十人衆全員が羽二重の白装束にゲタを履いて神社まで渡御していたが現在は礼服に簡素化しています。

今日は子どもの成人を祝う二つの講の合同祭典である正言祭。

二段重ねのモチ、タイ、ダイコン、ニンジン、キャベツ、リンゴ、ミカンを神殿前に供え一同が整然と並び同神社の神官による神事が行われます。

神官の祝詞奏上、講衆の大祓えを終えると二つの講の当家は神前に座り敬神講の当家が祝い詞が書かれた祭文を読みあげます。

この祭文読みは翌年に主分講が担うもので毎年交替します。

ひと通りの神事を終えると主分講と敬神講は同神社の樹木にサカキを結わえます。

二つの講衆は箸中国津神社に戻って拝殿の中で締めくくりの正言祭が行われ一連の神事を終えます。

(H19. 1. 8 Kiss Digtal N撮影)