今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ジュリーと井上尭之バンドの話

2023年10月31日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 

 YouTubeの「田中一郎のギターアッパーカット2」は、現在「田中一郎のギタープレイのルーツ日本編」というシリーズで、Part2ではスパイダースの話をしてました。その回でジュリーと井上尭之バンドの事にも触れており、私もそこには大いに興味があります。そこで、あらためて資料を当たってみようという話です。

 私の愛読書は井上尭之さんの「スパイダースありがとう!」なのですが、そこにはもちろんスパイダース解散からPYGを結成する経緯、その後井上尭之バンドとしてジュリーのバックで演奏するようになったことが書いてあります。

 重要な部分を引用すると、GSのスターであるジュリー、ショーケンをボーカルに据え、スパイダース、タイガース、テンプターズの選抜メンバーで結成したPYGは「よりロック的でアンチ体制的な音楽を目指してスタートし、それをバックで支えているのは芸能界で強大な影響力と資金を誇っていた渡辺プロ」だったとのこと。

 「それこそ大船に乗ったような気持ちで始め、レコーディングにも時間とお金をかけて、録音方法もドラムセットにそれぞれマイクをセッティングする方法をいち早く導入、テレビ番組もそのセッティング以外では出演しないという条件付き」だったそうです。

 渡辺プロとしては、ジュリーとショーケンのファンが両方くれば客はこれまでの倍になると思ったのでしょうが、実際はそれぞれのファンは仲が悪くどこへ行っても客はガラガラ。おまけに野外のロックコンサートに出ると、GSだとバカにされて罵声は浴びるし物は飛んでくるし散々だったとか。

 結局、半年間で1000万円の赤字を出して自然消滅、解散宣言もないままの幕切れに終わったそうです。その後、井上さんは事務所に残りそれから10年ほどジュリーのバックバンドをやることになりました。

 ここまではその本の話ですが、これとは別にギターマガジンのインタビューも見てみましょう。掲載されていたのは1992年3月号。井上尭之さん愛用のギターを紹介する記事で、それまでの活動についての話もありました。

 まず、スパイダースのギタリストとしてかまやつさんとの役割分担では、「かまやつさんどうする?」なんて相談はせず、井上さんが弾いててかまやつさんが様子を見ながら合間に入ってくるということだったそうです。井上さん曰く、「かまやつさんはベーシックな戦力には一切なってない(笑)」と。かまやつさんがある雑誌で言ってた「尭之には俺がギターを教えた」には「嘘つけって(笑) 彼もジョークだけどね。」ですと。

 ただ、かまやつさんの音楽センスは凄く評価してて、特に楽屋で思いのままに弾いてるときのフィーリングは素晴らしかったとのこと。

 それはそうと、井上尭之バンドはジュリーのレコーディングでも弾いていたのかということについては、実際に演奏してたのは本当に初期だけだそうで「危険なふたり」も「やってないやってない」とこの時すでに完全否定してます。なぜかというと、井上さん達の演奏印税がシングル1枚で14円。これは美空ひばりさんと同レベルだったそうで、「誰が使うよ、そんなもの。」ということで。

 通常のスタジオミュージシャンが1曲5千円なのに、この人たちは印税で1枚14円だから10万枚売れれば140万! それでさらに「なんだよ、この曲!」とか文句言って態度もでかく、その上ようやく機嫌直して始めようとしても誰も譜面が読めなかったりと。

 結局、いろいろやりたい音楽ができない、うまく行かないということが続いて「太陽にほえろ」にしてもジュリーのバックにしても、ほぼ仕事と割り切ってた部分が大きかったのですね。ジュリーが紅白に出た時には井上尭之バンドとの事を「ロックで結ばれた絆」と紹介されてて私は憧れたものですが、芸能界はいろいろありますね。

 ちなみに、ギターマガジンはWebでバックナンバー読み放題という企画をやってますので、このインタビューもいつでも読めます。もちろん有料ですが気になる方はご覧ください。


実は関ヶ原がよくわかっておりません

2023年10月30日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 大河ドラマ「どうする家康」は、来週あたり関ヶ原の戦いになりますでしょうか。秀吉が死んでから関ヶ原に至るまでの話というのは、私はよくわかっておりません。戦国時代というと、ドラマとか小説によって描き方が結構変わるので、あまり史実を掘り下げる気がわきません。私はそもそも幕末・維新オタクだし。

 関ヶ原あたりだと大河では「真田丸」でも見てたはずなのですが、登場人物多いので理解してなかったのでしょう。もっとも、あちらは真田が主役だったので描き方も違ったでしょうし。

 この年代のドラマというと、1980年にNHKで放送していた「風神の門」が好きで今は保存版にしてるくらいですから大坂の陣は理解していると思っていたのですが、調べてみたらあれは関ヶ原から10年くらいあとの話なんですね。ふ~む。

 それで、さらに思い起こしてみると私は山岡荘八の「徳川家康」全26巻を読んだのでした。社会人になって2年目くらいだったと思いますが、私の脳みそがあんまりにもお花畑だったせいか、当時の上司が「お前のような奴は『徳川家康』でも読んでみろ」というので意地になって読んだ次第。

 が、今となっては内容はほとんど忘れてしまい、覚えてるのは初陣でビビってクソを漏らしながら「これは焼き味噌じゃ」と言い張ったところくらい。読んだのは35年くらい前でしょうか。山岡荘八先生には恨みもつらみもございませんが、あんまり面白くなかったというか、何よりもお色気シーンが足らなかったのでしょう。

 そういう私ですが、関ヶ原と聞くとちょっとときめくので、今後の展開は楽しみでもあります。途中でやめてなくてよかったというか、結局大河って戦がないと盛り上がらないのでしょうね。

 なお、東と西の喧嘩というと私の年代では男一匹ガキ大将を思い出すのですが、それはまた別の話で。


2023年10月期ドラマの初回レビュー

2023年10月29日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 今期のドラマで見ようとしてたものはすべて始まりました。以下、初回レビューと継続するかどうかを記します。既に3回目まで放送されてるものもありますが、基本的に初回レビューです。ドラマの初回というのはキャラクターを印象付けるためにかなり極端な展開があるものですが、そこを差し引いてもちょっと…というものもあります。


<月曜>
◆フジ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」 主演:二宮和也、大沢たかお、中谷美紀

 前評判のわりには楽しめないというのが私の評価。一言でいうと「わかりにくい」です。二宮和也、大沢たかお、中谷美紀の3人が主役と言われてますが、そこに佐藤浩市、江口洋介、中村アンなどの重要キャストも絡んでくるわけで、キャラを立てようとしても人が多すぎてそれぞれの登場時間が少ないから無理ではないでしょうか。

 あとは、レストラン場面の演出がどうも嫌い。特にあのカメラに向かってバストショットで一人語りするような映し方が。個人的には大沢たかおの無駄遣いとも思ってます。あとは記憶喪失の男が出てくる物語は展開をどうにでもできるので、あとから「やはりそうだったか」というスッキリ感がないような気もしてます。

 それと大規模な闇の組織というのは「VIVANT」でお腹いっぱいになっちゃったので、タイミング悪いような気も。と、ボロカスに言ってますがこれは継続します。


◆フジ「トクメイ! 警視庁特別会計係後」 主演:橋本環奈

 初回は見ました。橋本環奈がどうも好きではないのでよほど面白ければ継続すると思ってましたが、ほぼ沢村一樹が主役っぽいしそれも特に面白いわけではないので初回のみで終了。お金の問題ですべて事件解決ってのは無理があるのでは? 金で解決バイヤイヤイってことか。


<水曜>
◆フジ「パリピ孔明」 主演:向井理

 結構前評判高いので見ましたが、初回を最後まで見ることはできませんでした。そもそも諸葛孔明に思い入れはないし、「なんで諸葛孔明が日本語しゃべってるの?」と思ったら集中できず。おまけに上白石萌歌が好きではないという要素もあって、単純に私はパリピが好きではないのでしょう。そりゃまあ無理ですわね。


<木曜>
◆テレ朝「ゆりあ先生の赤い糸」 主演:菅野美穂

 これは原作が漫画なのですね。初回からびっくりするような展開ですが、菅野美穂は結構好きだし松岡茉優も出るしストーリーも面白そうなので継続します。それにしても、宮澤エマって最近出過ぎじゃないですか? これは本人の問題よりも続けて使う、同じ時期に違うドラマで使う、という制作側の問題かとも思います。


◆フジ「いちばん好きな花」 主演:多部未華子、松下洸平、神尾楓珠、今田美桜

 「二人でいるのが苦手な人」という、新しいような使い古されたようなテーマ。一言でいえば「じれったい」につきます。こういう感じのストーリーには大きな動きがなく、登場人物のミリ単位の心の動きを見せるというドラマが最近多いような気はします。ま、多部未華子に免じて続けて見ることとしましょうか。


<金曜>
◆フジ「うちの弁護士は手がかかる」 主演:ムロツヨシ

 割と期待して見たのですが、かなり不快だったので初回でやめました。ムロツヨシは芸能事務所の元敏腕マネージャーだが、平手友梨奈扮する超エリートだがやや不器用な新人弁護士に振り回されて…という話。

 芸能事務所のマネージャーがパワハラまがいにこき使われるあたりや、最年少で司法試験に合格したという弁護士がやたらと横柄で失礼な態度なのに嫌気がさしたわけです。

 もっともこういうドラマこそ初回でやめてしまっては、ネタ振りだけでオチを聞かない落語のようなものなのかもしれません。が、別にムロツヨシも平手友梨奈も好きじゃないし。

 なお、以前メディアの平手友梨奈の取り上げ方が凄かったので娘1号に「あの子はそんなに騒ぐほどの存在か?」と聞いたところ、力強く「うん!」と言われました。しかし、私にはまだわからないという。まあ好みの問題でしょう。


◆TBS「フェルマーの料理」 主演:高橋文哉、志尊淳

 これは原作が漫画なんですね。結構期待してたのですが、登場人物すべてのキャラ設定が漫画チックなので(当たり前か)、ドラマとしてはどうなんでしょう。一応続けますが、最後まで見られるかどうか。それにしても、宮澤エマが出過ぎだとここでも思いました。


◆テレ朝「今日からヒットマン」 主演:相葉雅紀

 これも原作は漫画なんですね。普通のサラリーマンがひょんなことから闇の組織に狙われて命がけで闘うというシリアスな内容を想像してたら全然違いました。冒頭で人がバタバタ殺されるシーンやその後の描き方がどうにも我慢できず、初回で脱落。唯一、滝藤賢一が鮎川誠に見えたところだけ面白かったです。


<土曜>
◆テレ朝「単身花日」 主演:重岡大毅

 こちらも原作が漫画。ちょいと見てみたのですが、この主役の方があまり好みではないのと、ストーリーに興味が持てなかったので初回で脱落。


<日曜>
◆TBS「下剋上球児」 主演:鈴木亮平

 面白くないことはないですが、スクールウォーズ系の熱いスポ根を想像してたら違いました。それぞれのキャラ設定や人間関係がよくわからんです。単純に弱小高校野球部が甲子園に行くというだけの話ではなさそう。

 一応続けて見る事にはしましたが、問題は私が高校野球が嫌いということ。あとは、お色気シーンがないのがちょっと。(結局そこ?) いろんな面で、もっとわかりやすくして欲しいとは思います。

 

 ということで、今のところ視聴継続は5本。不調といえばそうですが、さらにこれが最後まで続くかどうかも気になります。そして、念のために再度言っておきますが、あくまでもこれは初回を見た感想です。そもそも最初から見る予定にしないドラマもありますし。


夜ヒット再放送やってます

2023年10月28日 | 昔のテレビ番組の話題

 

 西城秀樹特集、沢田研二特集、野口五郎・郷ひろみ特集が終わって次はあるのかと思ったら、普通に傑作選が始まりました。1976年から開始して傑作選をピックアップして時系列に放送するとか。

 その初回は1976年4月5日の放送回でこれは前にも見たことがあります。これが井上順が司会で初登場した回だったのですね。出演者と楽曲は以下の通り。


郷ひろみ/恋の弱味
細川たかし/女の十字路
アグネス・チャン/恋のシーソーゲーム
菅原洋一/夕焼け
ザ・リリーズ/いじわる時計
大竹しのぶ/みかん
小柳ルミ子/桜前線
梓みちよ/二日酔い

 ヒロミゴーのようにしょっちゅう出てる人だと前に見た回か怪しいのですが、今回は大竹しのぶが出てたため「見たことある」とはっきりわかりました。この人はこの曲では1回しか出てないはずだし。

 その大竹しのぶは、音楽雑誌でギターのコーチをやってたくらいなので、今回の弾き語りの様子を見ても多分ちゃんと弾けるようですね。(残念ながら番組ではギターの音は聞こえません。) 当時私は中一だったので、多分私より上手かったでしょう。今は引き分けに持ち込む自身はあります。(なんやそれ?)

 

 他にもいろんな人が出てて、アグネスはキャラもあの歌声もどうも苦手なのですが、この「恋のシーソーゲーム」は結構いいですね。完全に歌もタイトルも忘れてました。

 それで、さすがに「傑作選」というだけあって、時系列ではあっても画像の通りいきなり3ヶ月ずつ飛んでます。1976年の夏というとキャンディーズの「夏が来た」が聞けるかと思ったら、見事に飛ばされました。そもそも山口百恵の出る回は確実に飛ばされるのですが、キャンディーズの出演回も傑作ではないおっしゃるんですか、いのーしろーさん! じゃなかった、フジテレビさん!(笑)


これが新しい相棒です>MP3プレーヤー

2023年10月27日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 

 5年使ってたMP3プレーヤーが壊れたので、新たに買ったのがこれ。前のが気に入ってたのですが、もう同じ機種は新品では売ってないのでメーカーだけ同じグリーンハウスにしました。

 それで実際どうかと言うとこれはさらに便利になってます。ディスプレイにはこだわりがなかったのですが、これは文字も大きく見えるのでそこは評価します。また、前の機種では再生ボタンが小さかったので暗い場所では押し間違いもあったのですが、これはご覧の通り大きい円形のボタンがそれなので押し間違いはありません。

 そして、その再生・決定ボタンのふちが音量の上下と曲を前後に動かすボタンなので、これも押し間違いはありません。おまけにその再生・決定ボタンを長押しすると電源オフにできますが、再度入れ直すと最後に聞いてた曲がすぐ再生されます。お利口ですね。

 さらに、何よりも軽いのがメリット。ほとんど空っぽのマッチ箱くらいの軽さなので、胸のポケットに入れてても持ってるのを忘れるくらい。これならウォーキングにも便利です。

 私の場合、MP3プレーヤーの用途としてコロナ前は実家に帰る夜行バスでよく使ってました。そういう時は暗い中で手探りで操作するので、曲は飛ぶし変なとこ押しちゃって止まったりしたのですが、これはそんなことはありません。

 その夜行バスに乗ってた頃ですが、車内が消灯で真っ暗になってもこれがあれば気分はウキウキでした。前にも書いた通り、私は音楽以外にもラジオの録音もよく聞くので、暗闇の中でもそういうのを聞くと一気に気分だけ昼間になります。

 よく聞いたのは甲斐よしひろのセイヤング、TBSラジオ「ストリーム」の「コラムの花道」、TBSラジオ「たまむすび」などなど。たまむすびは特に「おばあちゃんのつぶやき」が好きでした。ただ、この辺は声を上げて笑ってしまうことがあるので、車内では注意が必要ですが。

 とにかくしばらく使ってみないとわかりませんが、バッテリーは8時間ほどもつようですから、私の用途としては問題ありません。値段もリーズナブルだったし、技術は進化してるものですね。


エロチック街道と私

2023年10月26日 | 日記・雑記・ただの戯言

 

 市内の図書館は近隣地区の中では蔵書が多く家族でよく行きます。借りられるのは最大10冊までで期間は3週間。つい10冊借りたくなるのは人情ですが、3週間じゃ全部読むのは無理だし、ハードカバーだと持って帰るのも重いので、大体読みたい本を1~2冊、予備で数冊ということで毎回借りる数は適当。

 20年ほど前の事ですが、娘を連れて図書館に行きまずは返却カウンターへ。借りた時の伝票なんて小さくてすぐなくしてしまうし、返す頃には何冊借りてたか忘れてしまうのですが、その時も「多分これで全部だろう」と持って行った次第。

 それで係の人に「これで全部ですよね?」と聞いたところ、画面を見て「あと1冊残ってます。」と。「え、なんでしたっけ?」と聞くと「えっと、『エロチック街道』ですね。」ですと。

 何しろ娘と一緒だし、後ろにも並んでる人がいたので焦りまくった事はいうまでもありません。

 「あ、あのですね、これは筒井康隆の短編集であって、あの人はSF作家だと皆さん思ってるでしょうが、実はパロディも得意分野でありまして『万延元年のラグビー』とか『日本以外全部沈没』とか聞いた事ありませんか? 『恍惚の人』に対して『粗忽の人』も書こうとしたくらい。あ、ああ皆さん、元ネタをご存じないと。どこが面白いかわからんと。ま、それはそれとして、ドイツには『ロマンチック街道』というところがありまして、現地を訪れた日本人にも人気の観光地なわけですがご存じないですか? それで、この『エロチック街道』というのは当然そのパロディであるわけです。え? そうですか、皆さんパロディというものがわからない。ふむ、パクリとはどう違うのだと。オマージュではないかと。インスパイア? ん~、余計な事ばかりいうくせに筒井の事もロマンチック街道もご存じないと。あなた方そんなことで図書館に来る資格がありますか? 教養を身に着けようと図書館に来たのでしょうが、せめて最低限の知識を持ってないとですね…」

と演説を始めるわけにもいかず、「あ、あ、そうですか。すいません…。」とスゴスゴと本を取りに家に帰ったのでした。当時小学生だった娘1号には「お父さん、それってエロ本?」と言われ、散々な経験でした。

 ということで、こういう本は図書館で借りてはならぬ、返却を忘れようものなら自宅に「エロチック街道の件で!」と電話や督促状がくる、本としては面白いので家に置いておかねば、ということで文庫を買いました。

 まあ要するに「ロマンチック街道」を知らん人には「エロチック街道」の意味も通じないということですね。皆さん、勉強しましょうね。


生演奏の歌番組は楽しい!>「新・BS日本のうた」&「うたコン」石川ひとみ出演回

2023年10月25日 | 石川ひとみ

 

 22日に放送された「新・BS日本のうた」と、昨日放送された「うたコン」の両方に石川ひとみさんが出演していました。どちらもホールでの公開放送で、特に「うたコン」はご存じの通り生放送。

 「新・BS日本のうた」は今月の初めの収録したものですが、会場が石川ひとみさんの地元愛知県。そのせいもあってお客さんが乗っていた気がします。ここでの演奏曲は

・まちぶせ
・笑顔の花
・夢で逢えたら(若手男性歌手2人とのコラボ)

でした。「まちぶせ」と「笑顔の花」は演奏がカラオケでしたが、「まちぶせ」では1コーラスが終わったところで自然に客席から拍手が沸き上がったのが印象的でした。続いて「笑顔の花」ですが、これをここで聞けたのも嬉しいです。

 そして番組後半では、若手男性歌手2人とのコラボで「夢で逢えたら」を披露。この曲は「キャンパスライブ」でカバーしてましたが、驚いたことに今回はその時のアレンジそのまま。こちらは番組のバンドでの生演奏でしたが、あのライブの歌声を彷彿とさせるものがあって、本当に楽しくなりました。「キャンパスライブ」はCD化されてないし、サブスクにもないのがつくづく残念です。なんとかなりませんでしょうか。

 この番組はたまに見ますが、実際いろんな人が出て自分の持ち歌以外も様々歌うので、見てると楽しいです。今回我が家では「新浜レオンは歌が上手い」という結論に達しました。

 昨日の「うたコン」というと、ここでも「まちぶせ」を披露。ただしこちらは生放送で番組のバンドによる生演奏で、おまけに櫻坂46のメンバー6人がダンサーとして共演し、この日限りの華やかなスペシャルステージとなりました。

 今回はEPOが「DOWN TOWN」を歌ったり、上田正樹が「悲しい色やね」をダイヤモンド☆ユカイとコラボしたり、林哲司&菊池桃子の演奏があったり、テレビでは珍しい曲が多くて話題性十分な内容でした。

 「うたコン」は、NHKホールからの生放送のなので毎回緊張感があっていいですね。とはいえ、やはり3曲見られたという事で石川ひとみファンとしては「新・BS日本のうた」の方が満足感が高かったといえばそうかも。

 ちなみに、これらの番組は今月再放送がありますので、見逃したとか録画失敗したという方は下記でご覧ください。

10/28(土)「新・BS日本のうた」再放送 午前11時半~
10/31(火)「うたコン」再放送 午後4時15分~

 中には「BS見られないもん」といじけてる人もいるかもしれませんが、土曜のお昼だと家電量販店のテレビ売り場に行けば見られそう。特にBS4Kでも放送がありますから、「4Kの画質を体験したい!」と店員さんに訴えれば堂々と見られるかもしれません。(まあさりげなく見る方が自然かもしれませんが。)

 ということで、やはり歌番組は楽しいなあと思った次第です。「ミュージックステーション」見ててそうは思わないのは内緒です。


佐藤剛さんの本を3冊読みました

2023年10月24日 | ブックレビュー

 

 「上を向いて歩こう」を読んだのが昨年11月で「黄昏のビギンの物語」は最近読みました。これは新書なので軽く読めます。そして、ようやく「美輪明宏とヨイトマケの唄」を読みました。これは結構なボリュームでした。

 「上を向いて歩こう」は昨年レビューしましたが、すごく読み応えありました。そもそもあの曲がなぜ海を渡って全米でナンバーワンヒットになったのかというのをちゃんと理解してる人は少ないように思います。中村八大の才能、坂本九のスター性など要素はいろいろあるとしても、それだけなら他の曲もアメリカでヒットするでしょうし、そういう単純なことでは語れないですね。

 「黄昏のビギンの物語」については、この曲をちゃんと知らなかったので、色々と目からウロコでした。Spotifyでざっと見ただけでも本当にたくさんの歌手がカバーしてます。この本も中村八大についての記述が多いし「上を向いて歩こう」と重なる部分が多いのですが、レコード大賞が始まった時の事情を知って色々思うところがありました。創設の頃の理念が今はあるのか?とか。

 「美輪明宏とヨイトマケの唄」は、当時のことはもちろん知らないので、そういう世界もあったのだと初めて知る事も多かったです。美輪明宏についても知らない事だらけですが、それよりも三島由紀夫の事が気になりました。

 あの人は最後があれだったし、私もそこは興味を持って盾の会事件の本を読んだり、最近だと井浦新主演の三島の最後についての映画も見たのですが、実は小説は読んだことなし。映画の主演をしたりしてたのは知りませんでした。

 佐藤剛さんが亡くなったのは今年一番ショックな出来事なのですが、存命のうちにこれらの本を読んでおかなかったのも不覚。もっともっといろんな事を教えて欲しかったです。もし生まれる時代が違って、いま自分が学生だったとしたら、これらの剛さんの本を読んで「こういう本を書ける人になりたい」と思ったかもしれません。なれるわけはないにしても夢の存在として。それくらいパワーのある本だと思います。もし、関心を持った人がいれば是非お読み下さい。どれもお勧めです。

 さて、次は「ウェルカム! ビートルズ 1966年の武道館公演を成功させたビジネスマンたち」を読まねば。


ある日突然MP3プレーヤーが…

2023年10月23日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 

 MP3プレーヤーというかウォークマンというかポータブルオーディオというかは人それぞれですが、私は日々愛用しています。色々多機能の機種もありますが、私の場合は

・スピーカー不要
・録音機能不要
・ラジオ不要
・軽い方がいい
・容量は2GBもあれば十分すぎる
・Bluetooth不要
・ディスプレイは曲名だけわかればよい
・イコライザーはあると便利

などで必要最小限の機能しか求めません。

 今はスマホで代用する人も多いのでしょうが、バッテリー消費していざというとき使えないのは嫌なので私はプレーヤーを愛用してます。あとは、音楽聞いてるときにメールが来るとその都度その音も聞こえるだろうし。

 それで、これまで使ってたのがグリーンハウスのこちら。容量は8GBですが、私は用途により結構中身を入れ替えるのでちょっとしか使いません。そもそも山ほど音源を入れると探せないし。

 ではどういう使い方をするかというと、

・散歩する時
・電車に乗る時
・運転の際、車のAUX端子に繋ぐ

などなど。実はどの場合もラジオ番組の録音を聞くことが多いです。リモート仕事の時にラジコのタイムフリーで録音だけして、その際は音を出してないので外出する時に持ち出して聞くと。「甲斐よしひろのセイヤング21」なんかは大体これです。あとは、荻上チキ「セッション」の特集コーナーで気になるテーマがあった時もこれで聞いてます。

 今は自家用車も営業車もSDカードが使えないので、長距離運転の時にはこれをAUX端子に繋いで流しっぱなしにしたり。もちろん音楽聞くにはCDプレーヤーもありますが、車に何枚もCDを置くのは不用心だしかさばるしケースも傷みそうだし。

 機種としては、一つのボタンにいくつも機能を持たせるのは嫌いで、前に使ってたやつは音量上げようとして曲を飛ばしてしまいイライラしたことがしばしば。普通に押すと曲飛ばし、長押しするとボリューム操作とかいうのは本当にやめて欲しいです。

 ということで、この機種はすごく便利に使ってたのですが、まったく電源が入らなくなってしまいました。調べたらほぼ5年くらい使ってたので長持ちした方でしょう。前に使ってたのも3年くらいで液晶ディスプレイがまったく見えなくなったりしたし。

 仕方ないので代わりを注文しましたが、今回買った機種よりこれの中古の方がはるかに高かったです。人気機種だったんですね。長年世話になりましたわ。力尽きたのが残念です。ちなみに家人も同じ機種を同じ時期に買ったのですが、そちらは無事に動作してます。ま、当たり外れはあるのでしょう。


ブギウギで行こう!

2023年10月22日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 朝ドラ「ブギウギ」見ておりますが結構面白いです。笠置シヅ子をモデルとしたドラマなので、今は苦労しているヒロインがやがて大成するということですから、安心して見ていられる部分はあります。あとは「んな、アホな。」というのがあっても、案外それが史実通りだったりすることもありますし。

 単に歌劇団の中での芸事の競争だけかと思ったら、不景気の世相や労働争議の問題も絡めてて脚本が面白いですね。今は昭和8年頃を進行してますが、今後段々世の中は暗くなっていくのかも。

 このドラマの世間一般の評価は知りませんが、折角なので今年の紅白は伊藤蘭さまに出演して貰い、趣里さんも応援に駆け付けるという企画を期待する声も聞きます。これは今年しかできませんしね。

 そして、紅白といえばダウン・タウン・ブギウギ・バンドに久々に出演してもらうのはどうでしょうか。こちらもブギウギ人気に乗っかるということで。なにしろ、今年デビュー50周年だそうですし。

 メンバーでは宇崎さんはソロでライブやってるし、リードギターの和田さんもライブやってるし、最近はベースの新井さんもそのライブに出てがそうだし。ドラムは歴代の方でどなたか出てくれるかどうかですけど、「スモーキンブギ」の頃の相原さんはもう亡くなったんですね。ピアノの千野さんは日本にいないのかも。

 なお、「スモーキンブギ」が流行ってた頃、ラジオの「ライオン・フォーク・ビレッジ」にゲスト出演た際、MCのかまやつさんとの会話で宇崎さん曰く「最近よく勃起するんで、ダウンタウンボッキボッキバンドにしようと思うんです。」と言ってて大笑いしたことあります。まあそういう事をいうからコミックバンドと勘違いされたりもしたのでしょうけど。

 バンド名に「ブギウギ」があるので曲はブギでなくても「あんた、あのこのなんなのさ」でもいいですし。特別ゲストで鶴光師匠も呼んで「あんた、あのこのなんだんねん」という手もあります。NHKで「ええか~ ええのんか~」というのも聞きたいですね。

 いずれにしても今年の紅白は出場者に注目したいところです。(と、唐突な締め)