今日のひとネタ

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幼稚園の運動会でケガする話

2023年10月16日 | 日記・雑記・ただの戯言

 昨日「子供の運動会で約1割の父親が負傷する?」というネットのニュースを見ました。私も経験があり、あれは娘1号が幼稚園の年中だったので、多分33才の頃。秋の運動会のリレーの補欠に決まったのは父の日の参加日のこと。

 それから数カ月で運動会の日となりましたが、当初の日程が雨で順延となったため、なんと補欠の私が出ることに。それまで軽く10年以上は全力疾走なんかしたことなかったのですが、リレーの時間になってびっくり。「おいしい秋見つけた」というレースで、リレーするのはバトンではなく食べ物の形をした抱き枕。うちの組は1メートルくらいのさつまいもでした。

 「これ持って走るの?」と驚いても既に遅し。どうせ真剣にやるレースではないのに「ヨーイドン」と言われれば全力疾走してしまうのが、人間の悲しい性。

 そもそも人間とは走る時には両手を振ってバランスをとるものですが、そんな巨大なものを体の前に抱えていてはまともに走れるわけはありません。おまけに足は動かないのに気持ちばかり焦って、走り始めて10メートルほどでつんのめって転んでしまいました。多分つま先より頭が50cmくらい前に出てたのではないでしょうか。

 勢いがついてる上に園庭が微妙に盛り上がってる部分もあって足がもつれ、受け身を取ることができず手を使わない前方回転受け身のような態勢に。「あ、やばい!」と思ったものの、派手にすっころんだ瞬間「おおっ!」とどよめきが起きたのは確かに聞きました。それくらい豪快だったものと。

 一応立ち上がって走り出したものの、足はふらふらするし背中と腰は痛いしまともに走れず。ゴールしてから確認したら、右の肩甲骨あたりと左の腰のあたりが擦れて出血してました。それ以来、そんな無謀な事は二度としません。リレーの選手決めは全力で逃げます。

 しかし、これくらいで済むのはまだいい方。私の叔父は幼稚園の運動会で転倒し、救急搬送されました。それが悪名高きムカデ競走。現場は見ておりませんが、数名がもつれて転倒し、それこそ受け身が取れずなんとアソコに激しい裂傷を負ったのだとか。

 そのまま病院に運ばれて処置を受け、数日入院したほどの大けが。あとで本人に聞いたところ「毎日違う人が包帯を取り換えに来るので恥ずかしかった。」とのこと。もちろん、若いナースが巻いた包帯はすぐ緩んでしまうんですって。(ここだけウソ)

 なんにしても、それ以降そこの幼稚園ではムカデ競走は禁止になったような。アソコとはいえ、まだ竿だったからいいようなものの玉が潰れてしまったらしゃれになりませんしね。

 ムカデ競走は大事故につながる事が多いようですし、もしやらざるを得ない場合はヘルメット、肘当て膝当て、ファールカップなどが必須でしょう。ちなみに、私は運動会でこれをやった経験はないので股間は無事です。めでたしめでたし。