すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

73回目の終戦記念日に

2018年08月14日 | 日記
 今年還暦を迎え60歳になりました。私たちの周りに戦争を知らない世代が多くいる中で、今日のNHKネット記事に韓国の次のような記事がありました。韓国「慰安婦をたたえる日」 大統領「外交で解決されぬ」

 この記事には、韓国のムン・ジェイン大統領が「日韓合意で(慰安婦)問題は解決済みだとする日本政府の立場とは一線を画す姿勢を改めて鮮明にしました」とありました。この記事に私はとても違和感がありました。

 昨日のNHKスペシャル「船乗りたちの戦争」海に消えた6万人の命を思い出した。これを見て私は、今まで知らなかった太平洋戦争の新たな悲惨さ、むなしさがこみ上げた。しかしこれが戦争の実態なんだと思います。

 これまでに報道されてこなかった民間人の漁師や商船員が国の犠牲となっていたのです。戦争の苦しさや悲惨さは、私の両親・祖父母や親せきなど多くの方から直接聞きました。

 『二度と起こしてはならない戦争』をどうしたら起こさないで済むのか。地域間紛争やいざこざがあっても、戦争を起こさない政治こそが大事であると、願うのは私ばかりではないはずです。

 日本の首相はどうだろうか「長州『正論』懇話会」なるものを掲げている。安倍首相の出身である長州は、明治維新でいわゆる勝ち組です。勝てば官軍負ければ賊軍とあるが、賊軍を容赦なく叩き潰してきたところでもある。

 その安倍首相は自衛隊を盛り込んだ憲法改正案を、自民党として秋に行われる臨時国会で提出する予定とあります。終戦記念日は、多くの犠牲を強いた太平洋戦争において『二度と起こしてはならない戦争』を思い起こす日のはずです。

 平和憲法を改正してまで自衛隊を明記する必要があるのだろうか。これを行えば中国や韓国など近隣諸国などから、悪いイメージを持たれ戦後の議論が活発とならないだろうか。政治は過去にこだわらず、前を向くことを目指すべきではなかろうか。

 安倍首相もムン大統領と負けず劣らずの違和感だらけだ。

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