すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

経験なくとも知事へ

2021年10月15日 | 日記・エッセイ・コラム
 関心が薄い宮城知事選挙が始まった。昨日の10月14日に告示され31日が投開票です。衆議院選の投票日と重なったことから、ポスターを張る看板設置や選挙権の発送など行政は大忙しなのでしょう。今日から始まる期日前投票の投票用紙は手元に届いていない。

 さて、村井知事は5選を目指しているが、最近の政策を振り返ると首をかしげたくなる。岩沼においては仙台空港の24時間化を強力に進めて来ました。外国からの旅行客で宮城を活性化するインバウンド対策だろうが、空港の24時間化は本当に必要なのだろうか。

 結果的に言えば、24時間化は決定した。当初は反対したが、排水対策をするとの条件を出され、やむを得ず賛同した次第です。というより数の力でどうすることもできない岩沼議会の勢力が背景にあったからです。

 全国の空港で24時間化しているのは、主要な空港に限られており数も少ないのが現状です。経済を優先することは政治家の務めであり、各自治体間の競争でもある。しかし、空港を24時間化にしたからといって、経済が活性化する保証は有りません。

 女川原発の再稼働を容認したことも、理屈にあっていない。大震災以降の女川原発は再稼働していなくとも、供給先への電力不足があっただろうか。大震災後の太陽光発電で、火力発電所はフル稼働する時間帯に余裕があると聞きます。これまで電力が足りないとメディアは報じたか。

 また大きな4つ病院の統合も打ち出しているが、内容は住民への説明どころか、病院側への説明もなかったと聞きました。村井知事が勝手に病院の移転を持ち出すなど論外で、身勝手な行動ではなかったか。知事選があるから焦っていたのか、と思うしかない。

 16年も知事をやっていれば、傲慢なところも出てくるのが人間です。そのために4年に一度選挙で民意を問うことになる。首長は神様ではないが、政治のトップとして崇められることもあれば、独裁者にもなりえる。私は後者にしか見えなくなってきた。だから長さんを応援します。

 政治の経験がないというより、これまで培った社会貢献で宮城は良くなる。

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