すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

全仏OP棄権は残念

2021年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム
 大坂なおみ選手が全仏オープンテニス大会を途中棄権することになった。経緯は昨日、試合後の記者会見をボイコットしたことによる罰金と今後の4大会への参加が出来なくなると警告された。プロテニスのことは良く理解していないが、素人ながら「こんなことで」と思います。

 プロ・アマ問わず試合後にインタビューされていることは良く見る光景です。私も学生時代に県内の駅伝競走でインタビューされた経験があります。最終区逆転で優勝し記者に感想を求められました。自分としては嬉しさよりも勝ててほっとしていた。

 その時聞かれた一節に「昨年はなぜ負けたのか」だった。なんかむっとしてまともに答えなかったら、すぐさま監督にインタビューが切り替えられた。翌日の新聞に逆転時の写真は掲載されたが、インタビューは監督の言葉でした。

 表現の自由、言論の自由、報道の自由にとやかく文句を言うつもりはありませんが、しかし、選手にとって記者会見は必須事項なのだろうか。勝者に会見を行うことは祝福を込めていることもあるけど、4大会テニスのように敗者に精神的な追い打ちをかけるインタビューはどうかと思う。

 たとえは悪いかもしれないが、記者が嫌いな選手に無理な質問をして、ペンという名の凶器を報道に変えることは、暴力の一種ではないだろうか。今日の報道で4大会関係者は、今後の記者会見に見直しを検討すると表明している。大坂選手の行動が一石を投じた格好になった。

 頑張れ大坂選手!途中棄権は残念だが多くのファン・関係者は応援しています。

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