すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

喉元過ぎた政務活動費

2021年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム
 『喉元過ぎれば熱さを忘れる』ということわざがあります。苦しいことも過ぎてしまえば、その苦しさや恩も簡単に忘れてしまうということなのですが、熱いものを食べたときに食道や胃には熱さが鈍感なのかもしれません。今日の議会運営委員会で渡された資料を見て、このことわざが浮かんできました。

 岩沼市議会の政務活動費の基準見直し内容です。東日本大震災時点で当時の政務調査費は、復旧復興のためという理由により廃止しました。2年前に政務活動費を一人当たり18万円/年に復活したが、10年前の7万円/年から約2.5倍となった。

 復活する際の近隣を見たら、お隣名取市(人口:8万人弱)は15万円です。仙台市は別格として人口が5万人に満たないまちの政務活動費が高い市議会はあまり見られません。県南では白石・角田市が6万円/年で、5万人未満は東松島市が岩沼と同額です。

 2年前に復活した際に「1円たりとも無駄遣いにならないように」を念頭に様々な規制をかけ、市民の理解を得ようとしていた。例えば研修(旅行)における代金支払いは現金のみとし、カードやポイントが発生する支払いを除外しました。その上で自家用車の禁止及びレンタカーも、禁止項目に明記したのです。車での移動は融通が利くし、寄り道も考えられることから取りやめし明確な基準を設けたはずでした。

 しかし、最大会派は一年目からその規則を破っていた。北海道での研修(旅行)でバスが来ないなどの理由(屁理屈)をつけて、事務局の了解を取ったから『いいんだ。仕方ないんだ』とすごんでいた。調査研究にバス時刻はなかったみたいです。

 コロナ禍の中で研修に出掛けられない今年はさて置いて、但し書きはあるものの新年度を見据え、自家用車利用は1㎞当たり37円のガソリン代が充当される。2年で改正されようとしている政務活動費は、市民にへの理解を反故にしているように思える。

 血税である政務活動費は、喉元過ぎて認められた『御恩』を忘れたくない。

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介護保険料値上げ理由

2021年03月08日 | 日記・エッセイ・コラム
 岩沼市議会の大切な予算議会は、終盤に差し掛かり明日が最終日になっています。本日の会議は予算部会の審議を全体で審議する「予算審査特別委員会」は、30分で終了し、その後の議会運営委員会は15分で閉会しました。

 岩沼市議会の専売特許(4年間で8回もあった)『懲罰』は今のところ無い模様です。過去3回の懲罰理由は「岩沼市議会のやり方はちょっとおかしいと思います」「議会に対して言論封殺のような請願が出された」「言論統制、、、表現の自由、岩沼市議会はこれを否定しているように思えてなりません」の発言で『出席停止』になりました。

 今議会は教育民生部会に所属し、介護保険料の値上げが議題にあります。介護保険は3年に一度保険料の見直しがあります。岩沼市では介護保険の財政調整基金(民間的には貯金)が数億円あります。値上げしなくてもいいのではと思っていました。

 審査で聞いた値上げ理由は3項目あり、その一つに大きなものとして『特別養護老人ホーム』と認知症に特化した『グループホーム』を一カ所ずつ新規建設することにしている。市が建設するわけでは無く、民間に公募を促し建設を計画しています。

 特別養護老人ホームやグループホームは入所待機者が多く、空きが無いとしばらく入れないのが実情です。値上げも致し方ないかと考えるが、本当にこの施設が3年で建設できるかは未定です。委員会を通過したので明日本議会で可決する見込みです。

 だからこそホーム作って、と「特記事項」。私の力ではそれができない岩沼市議会です。※<特記事項とは>議会が市長に対し修正や要望等を付けること

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