すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

役所は一生懸命だって

2017年05月22日 | 日記
 昨年6月議会から3定例会連続で懲罰を繰り返し、宮城県下で有名な岩沼市議会は10時~議員全員協議会(以下:全協)がありました。最大会派による言論の自由を奪い、私ら3人会派への『弱い者いじめ議会』だから、せめて市役所だけはまともかと思いつつ、全員協議会での答弁にはがっかりした。

 全協のテーマは1)消防広域化に係る協議会の設立について。
2)地域社会活動・地域コミュニティ形成支援施設の検討状況について。
3)岩沼市民バス運行体系見直しについて。
4)岩沼市矢野目西地区土地区画整理事業(案)について。の4点でした。

 2)は、地方創生事業の予算が旧公設売り場跡地に認められた、と報告され検討状況の説明がありました。総額3億200万円の予算のうち、国から1億5120万円の助成金を得たということです。全協では建物の図面と基本的な考え方の説明がありました。

 跡地は岩沼駅から徒歩5分圏内の好立地にあって、活用の仕方は市民の関心が高い。図面は2階建ての建造物に「交流・物販スペース」「多目的ホール」「会議室」の他「事務室(市職員用?)」もある。交流物販スペースは補助金を得るために、制約があるスペースです。

 私は四点について質疑しました。その中の二点目は職員を配置して係る経費と、建造物の維持管理費はいくらになるのか、でした。一年間でかかる経費を尋ねたのに、答弁した部長は答えられないどころか、「忙しくて、そこまで検討していない」なようなことを言ったとおもったら「我々(役所)は一生懸命やっている」の答弁でした。

 建造物の図面は立派なものです。予算だって約3億円ではなく、3億200万円と明言している。なのに維持費はこれからだというのです。造るのは結構だが、いくらかかるかわからないから議会は聞いておく必要があります。なのに忙しいとか、一生懸命やっているが答弁です。

 説明の中で『勤労者活動センター』の名前が出てきたので、そのくらいかかるのか、と聞いたが答えない。また次の六月議会までに答えてほしいと言ったが、最後は市長がしゃしゃり出てきて、詳細はまだ決まっていないから検討できないことを正当化してきた。

 この事業は今年発注して三〇年度までに完成しなければなりません。地元の意見を聞いて良いものを作るのはいいことだが、これから再検討することは、時間的に見て困難な状況と思います。本日提出された図面通り建設することが、概ね決まっているような状況下です。

 因みにH29年度の勤労者活動センターの予算は、2800万円あまりで市職員給与は含まれていない。館長クラスの職員一人で経費を含め1千万円以上もかかるのに、事務室の職員デスクに5名分が図面化されている。子どもも大人も、市民みんなが一生懸命やっているのに

 『我々は一生懸命にやっている』という答弁で、議会と大差ないかな。

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