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低レベルな岩沼市議会

2014年08月09日 | 市政・市制・市勢
 『議会基本条例』の草分けと言えば北海道栗山町議会が発祥です。ところで議会基本条例って何?と思われる方もいるでしょうね。何のために議会基本条例が必要なのでしょうか。議会に身分を置いていますが、私もうまく説明できません。

 そこで基本条例の簡単な説明をご紹介します。議会基本条例で検索すると『首長らが条例案を説明し、議員は質問するだけという地方議会のあり方を見直し、活発な論議を促すのが目的』(kotobank.jpより)とありました。(わかりましたか!)

 そのほかにも記載されていますので、興味がある方は検索してみてください。基本条例は議会が市民や執行部側に存在感を示し、議会を改革し変えていこうとしたものです。議員間の自由討議や執行部側への反問権を認めると言った、画期的な条例制定だと思います。

 そのネットの下の方に『議会基本条例の関連情報』として、『言論の場 言動理由に懲罰』また『「言論の府」懲罰多発 岩沼市議会で』とありました。岩沼市議会の現状が全国にネットで配信されていました。

 本日の朝日新聞、宮城県内版トップにも岩沼市議会が掲載されていた。
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 岩沼市議会も議会基本条例を制定しています。私が議員になって1年目から検討され、平成22年3月末日から施行されている。しかし今年4月に第7条で『確たる事実に基づかない発言及び情報発信を行ってはならない』などと、改正された。(私と大友健議員は反対しました)

 北海道栗山町議会の基本条例策定に関与されたのが、新聞記事にコメントされた『神原勝・北大名誉教授』です。このコメントが辛口で、記事には「岩沼市議会の争いは、そうした改革の流れからかけ離れたレベルの低いものだ」とあります。(レベルの低さは本当で、相当なものですよ!)

 懲罰についてですが「岩沼市議会のやり方はおかしいと思いますよ」と発言し、市議会を冒とくしたなどと解釈される。(これって、日本語がわからないと思いませんか)そうは言ってないが、不本意ながら議場で謝罪したにもかかわらず「誠意が無い」と懲罰動議が出される。(一昨年6月議会でした。ちなみに会議録では「岩沼市議会のやり方はおかしいと思いますよ」は全て削除されています)

 その後の懲罰委員会は一時間超で終了し『出席停止』が決定となる。本来なら、『陳謝』という懲罰にし、議場で謝罪をさせる方法があり、その陳謝も拒否した場合は出席停止がある。議員の身分に関する懲罰がいとも簡単に決定しているのです。

 しかもそれだけでは飽き足らず懲罰期間の延長や報酬の返納など、この2年間で決めています。地方自治法には無い岩沼市独特の規定をしています。(これも最低だと考えています)。議会基本条例の改悪に始まり、感情剥き出しの懲罰動議は、イジメを連想させませんか。市議会を低レベル、いや最低にしてしまった感がある。

 他にも意外なことを岩沼市議会は決めています。本会議や委員会の録音を聞くことが『申し合わせ事項』で規制され聞きにくくなる。また、その会議録をコピーすることは禁じられており、私たち『いわぬまアシスト』は委員会等の会議録を、情報公開で入手しています。

 低レベルな岩沼市議会は、そんなことばかりやっている。

コメント (10)
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