その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

さるかに合戦のその後

2022-02-27 10:19:49 | 転職

「ギフト券」で頂いた「カニ」…実は小さい^^;

お葬式のお手伝いで頂いた「ギフト券」…明日28日が交換期限だったとか^^;(物欲が無いとこうなってしまう。)肉体労働の対価も贈答品への返礼品も、何故か主が食べずにオッカーのお腹に消えて行く。まぁ、それで笑顔が得られれば儲けものであったと理解することにする。
さて、気が付けば2月もあとわずか…何故か「二・二六事件」の映画を観てしまいましたよ。中学校の歴史教科書ならば「陸軍青年将校が大臣などを殺傷し…以降、軍部は政治的発言力をますます強めていくことになる。」程度の記述でスルーされてしまう日本史だから疑問を持たない。また、疑問を持つような中学生は『お受験』に失敗してしまうのである。(なんてね。)陸軍内部の「皇道派」と「統制派」の覇権争いに「士官学校卒」の青年将校と「陸軍大学卒」のエリート集団との『学閥』争いとも捉えられなくもないのだけれど、「皇道派(天皇による親政支持派)」が、『逆賊』とされる訳だから話がややこしい。決起の背景には世界恐慌と農村部の疲弊もあるはずなのだけれど、経済の打開策を軍拡(大陸)に求めて行くのだから、「二・二六事件」の有無に関わらず、いずれ「開戦」への道しかなかったように思えるのでありますよ。『誰か』を悪者に仕立て上げる…『大人たちの大義』とは、後付けで正当化される。「声高(強面)の輩」の意見が通る世界は変わらないのかも知れない。


「美術室」が「Coworkingスペース」に^^;

「現場調整」の設計図書で、採寸を間違えてしまった箱物は作り直され、昨日、何故か『おやじぃ』が搬入する役目を仰せつかった。(こちとら「一人親方」で運び込みの手間賃だけのお仕事だから、何の影響もないけれど^^;)がしか~し、また左右2㎝ずつ寸足らず…何をしているんだか?
「起業家」のインキュベーションセンターの役割を担うはずの旧中学校校舎…ここは「コワーキングスペース」なんですと。(だから、予算化されて贅沢な仕上げに改装できる訳ですわ^^;)お金(税金)を掛けた分だけ、共同スペースで新たなアイディアが生まれ、税金以上の効果を生み出せれば素晴らしい。なんせ、ここは元「美術室」ですから、それぞれの「創造力」を発揮して欲しいものですわ。
はてさて、『歴史は繰り返す』…経済不況の打開。若手の「起業家」たちが、その創造力で新たな価値を生み出し、地元経済に好影響を与えることには大賛成なのだけれど、ふと、「二・二六事件」に決起した青年将校たちに、また思いが及ぶのでありますよ。芥川龍之介の小説に「猿蟹合戦」というものがあって、童話の後日談がパロディー化されているとか…親の仇を見事討った「カニ」さんは、その後、逮捕され、新聞世論、学識者と言われる方々は、こぞって批判的意見を繰り広げ、哀れ主犯の「カニ」さんは死刑を執行されたんですと。勝てば官軍…新たなアイディアが生まれなくても、若手「起業家」たちを責めてはならない。平和的な解決策って無いものなのだろうかねぇ。


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