新緑が萌え、新しい時代の訪れを告げる。
私にとっては何の変化もない。けれども何かに期待をしたい。そんな新しい時代の訪れであります。平成という時代は、失われたもの、足踏みの状態が続いた閉塞感漂う時代だったような気もします。それでもなお、景気回復の手段としての無駄な公共事業や朝令暮改の農政は続いております。怒れ農民!などという時代は遠い昔の話であり、今ではその農家さえ勝ち組、負け組に分かれてしまっております。効率性や採算性を考えれば、土地が集約化され大規模化が進むことは時代の流れとして至極当然のことのようにも思えます。そんな中で何が出来るのかさえも分からない。どこへ進もうとしているのかさえ自分でも分からないのですから^^;
春先の低温で、作物は思った以上に育たず、生産物供給の目処が立たない中、慣れない山歩きをしております。利用されない遊歩道は荒れ果て、素人が出掛けたところで手に入らなかった「コシアブラ」が結構採れました。エサ不足に熊が里に出てくることに逆行し、畑の作物不足を補うために、山に人間が出没しております。(野菜を売るより効率的に、山菜を販売できましたけれど…だって、原価ゼロですから^^;)
藪で鳴くウグイスは、時として音痴であり、練習を重ねて唄を覚えるのかも知れない。向こうの山合からは、アオゲラであろうドラミングも聞こえる。こうして里を離れ、山を訪れていると、我がふるさとの山々は実に豊かであることに改めて気付かされます。はてさて、いつまでも林業副産物に頼っている訳にもいきませんのでね…そろそろ、狭い田んぼと畑の活用に向けて始動することにいたしますよ。
「目に青葉 泣きの一手の 初仕事」…生き残るためには、何でもやりますよ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます