その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

下町トラクター

2019-01-09 06:39:18 | 新規就農

稲穂…大規模化の中で「守られる?」

地上波では、阿部寛さん主演の「下町ロケット特別編」が視聴率16.6%…町工場の技術力や大企業の理不尽な要求(判官びいき)、農業の再生などというテーマで物語りが展開されますと、心の中のムズムズ感が刺激されて、我が家でも楽しく拝見いたしました。
さて、我が集落は50戸弱の戸数であり、昭和40年代頃までは、各戸が何らかの形で農業に関わった生活がそこにありました。生産調整(いわゆる減反政策)が始まったのが昭和45年、化学肥料の投入や農業機械の導入によって生産技術が飛躍的に向上し、生産力がアップする一方で、食生活の変化で米離れが進み、供給過剰傾向にあることは否めない。さらには企業誘致で、田舎でも働ける環境が整い、農家の長男であっても就職し、我が家の田んぼはどこにあるのかしら?などというお話も日常のことであります^^;(これもまた、ひとつの時代の流れでありますよ。)
昨年まで5軒で構成していた生産組合も、Kさんが今年離農し、4軒となる。「あと10年、70歳までは…。」と語っていた彼も、怪我や病気で決心したようであります。
「下町ロケット」では、「日本農業を守る。」という決意の中で、無人トラクターの開発が進められておりますが、完成の暁には、販売価格は如何ほどになるのだろうかなどと、お金の話に頭が向いてしまいます。開発出来ても市場(国内の農家戸数)が減少しておりますのでね。だから、『帝国重工』は世界市場に目を向ける。至極当然の流れかも…。
さて、極小規模の『夢屋農園』はどうするか?Kさんの離農で、一部品種を変えなければならない。極小ならではの『隙間』を探さなければならない。間違いなく世の中の流れに逆行しているかも…極小故に、失敗しても被害は極小でありますけれどね^^;


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