炒飯ではない「焼き飯」とは?
朝起きて、どんぶり飯が食えること。我が健康のバロメーターは朝ご飯にある。オッカーの料理は当然、晩ご飯に重きを置くのだけれど、肉体労働者は朝ご飯でありますよ。(糖質の摂り過ぎは、糖尿病、脳血管疾患、胃がんetc.いわゆる成人病の原因となるなどとも言われますが、構わないでください^^;)
今は亡きお袋が勤めていた会社役員で、後に我が上司となり、唯一『オヤジ』と呼べる人物がおりました。彼は社会保険制度の導入期(年金がまだ任意加入だった頃)、他の会社役員の反対を押し切って、厚生年金を会社に導入しました。田舎では、現金収入が乏しかった時代であったから、月々の給料から社会保険料が天引きされることも日銭稼ぎの身には厳しかったらしい。結果、老後の年金を受給出来るようになって、彼に感謝していたお袋である。「専務は、どんなに疲れていても『たまり焼き飯』は一個食べる。『たまり焼き飯』を食べなくなったら余程体調が悪い時である。」とお袋は言っていたっけ…他所のオッサンなのにね^^;
「盗み食い」を覚える^^;
我がご幼少のみぎりには(いわゆる餓鬼の頃)、おやつなんて無いから「ばっちゃ~!腹減ったぁ~↑」と叫ぶと、「焼き飯(正式発音:やぎみし)でも喰ってろぉ!」と返って来たものである。あるのは「おひつ」の中のご飯だけ…海苔などと言うものも無い。ごま塩があれば、もうご馳走であり、握り飯をにぎっては生みそや塩をまぶして食べておりましたよ。とにかく、立派に腹だけは空かせていたようである。冬は炭火のコタツで冷たいご飯に醤油をかけたものを温める…今ならレンジでチン出来るのに^^;(こんなんでも丈夫に育ったのだから良しヨシ!)
我が祖母の自慢は、早世した夫ではあったけれど、少しばかりの田んぼがあるお陰で、息子たちにひもじい思いをさせなかったということ位でありましょうか…そんな、話を聞きながら育ったせいか、大赤字と分かっていながら細々と田んぼだけは続けております。台風12号が温帯低気圧に変わり、予定していた稲刈りが遅れている土曜日…昔を思い出して「焼きおにぎり」を作ってみました。少々疲れが溜まったこの頃でありますが、まだ、ご飯は食えるようだから大丈夫でしょう…私も(笑)