その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

怪鳥ロプロスの卵

2009-06-23 21:21:21 | 暮らし
お気楽なオヤジたちの休日が終われば、また一週間が始まります。ボランティア活動などを通して感じていることですが、最近、自宅周辺で多様な野鳥の姿を目にすることが多くなりました。生息調査を行っている訳ではありませんので確証はありませんが、体感的にそう感じます。水田では、サギ類が増えた気がします。我が家の田圃にも「アオサギ」「ゴイサギ」「シラサギ(チュウサギ)」が降り立って、ドジョウやオタマジャクシ・カエルを狙っているようです。
農薬の魚毒性低下により、餌となる生物が増えた結果であれば、喜ばしいことと言えますが、それだけでは無いような気がします。私がポイントと考えていることは営巣場所。サギ類はコロニーを造る習性があるはずで、改修の進んだ河川では適当な中洲もなく、維持管理費の低減から繁茂している「ニセアカシア」などの樹上が営巣場所となっているのではないかと仮説を立てています。ニセアカシアは養蜂家にとっては、恰好の採蜜植物でもありますが、河川管理から見れば、過剰な繁茂は流化障害を引き起こす原因にもなります。このような相反する事象が、環境保護と人間生活の線引きの難しさとなっていきます。
            
朝から頭が固まってしまうような事を考えていると、一日気が沈んでしまいますので、お気楽な話題を一席。表題画像は、「ヒマラヤスギ」のマツカサ(球果)です。スギのくせにマツカサという表現も紛らわしい限りですが、「ヒマラヤスギ」はスギという名前が付いているものの、マツに近い種類のようです。時期的には少々遅い気がしますが、「アオモリトドマツ(オオシラビソ)」の球果は、紫色のかなり大きなもので度肝を抜かれます。1973年頃に放映された漫画『バビル2世』 登場する僕(しもべ)である怪鳥『ロプロス』が樹上で卵を産んだら、こんな光景になるんじゃないか…などと、思いは環境問題からいきなり空想の世界へ飛翔していきます。ちなみに「マツ」の花言葉は、『不老長寿・永遠の若さ』 私の場合は、「永遠のおバカさ」がぴったりの花言葉です。今日は、暑くなりそうですよ…。
コメント
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